ニッポンの常識、実は非常識?海外のヤバすぎる「コンビニ」事情
コンビニの前でお酒を飲む/韓国
「韓国ではコンビニの前に、テラスのような簡易的なテーブルとイスが用意されています。ここでは買ったラーメンを食べたり、ときにはお酒を飲んだりします」(韓国出身)
韓国のコンビニでは店舗によって、お店の前にプラスチックのテーブルやイスなどが用意されています。場所によっては雨避けのパラソルが付いているので、いつでも誰でも気軽に利用することが可能です。
また、場所や時間帯によってはお酒を飲んでいる人も珍しくありません。店内で購入したドリンクやフードを食べながら、居酒屋気分を楽しむことができるのですね。
日本ではミニストップがオープンした新業態「cisca(シスカ)」という、ちょい飲みを楽しめるコンビニもあります。ただし、それ以外のコンビニでテラス席やイートインスペースが設けられている店舗でも、基本的に飲酒はできません。
ほとんどの店にイートインスペースがある/フィリピン
日本のコンビニは住宅街に馴染むほどコンパクトな店舗も多いですが、海外のコンビニは、スーパーのような大型店舗もたくさん。店内に広いイートインスペースがある店舗が年々増加しつつあるようです。
「フィリピンのコンビニは、必ずといってもいいほどほとんどの店にイートインスペースがあります。もちろんWi-Fiも使えます」(フィリピン出身)
多くのお店でイートインスペースを完備できるほど、敷地の広い海外のコンビニ。なかでもタイのパタヤにあるコンビニは、かなりの大型店なのだとか。
ほかでは見ない超巨大な「セブン」がある/タイ
「タイのパタヤにあるセブン-イレブンは超でかいよ。海沿いにあって、店自体が船の形をしているんだ。店内には大きなモニターがあったり2階にはカフェも併設してるし、一般的なコンビニとは大違いだよ」(タイ出身)
ここまですごい店舗はなかなかないですが、タイには生鮮食品を扱う「スーパー」のようなコンビニも多いそうです。
また、バンコク・スクンビット通りにあるファミリーマートは、2階に広い「コワーキングスペース」を常設。
タイにはコンビニの常識を超えたサービスがたくさんあってうらやましいですね。場所によっては、出来立てのグルメや本格的なカフェドリンクも楽しめるみたいですよ。では、続いて各国のコンビニグルメ事情について聞いていきましょう。
「点心」の種類が豊富/香港出身
「出来立ての飲茶に、シュウマイとフィッシュボール(さつま揚げのような団子状の魚のすり身を揚げたもの)は必ずあるよ。
香港人が小腹の空いたときに食べるものといえば、これらじゃないかな。日本のコンビニにある『おでん』みたいなものだね。でも肉まんの種類は日本のほうが格段に多い!」(香港出身)
香港には日本でもお馴染みの「セブン-イレブン」や「サークルK」などのコンビニがあります。ドリンクやお菓子なども豊富に取りそろえられていますが、店舗によっては作り立てのフードを提供しているところも珍しくありません。
さらにレジ横にある蒸し器のなかには「肉まん」なども売られていますが、香港出身のかたいわく「日本の方が肉まんは種類豊富で羨ましい!」とコメントしていました。