ニッポンの常識、実は非常識?海外のヤバすぎる「コンビニ」事情
ギャンブルが楽しめる/タイ

タイ人の娯楽のひとつである「宝くじ」。タイでは「ロッタリー」と呼ばれ、コンビニやスーパーでも売られているそうです。
「タイではギャンブル禁止だけど、宝くじは国が発行している公営のギャンブルだからアリなんだ。当選率も高いから、買う人は結構多いんじゃないかな」(タイ出身)
1等は600万バーツ(約2,100万円)と、日本の宝くじほど高くはないですが、タイの新卒給与は1万5,000バーツ程度(約5万円)と、国の物価からするとかなりの大金。チャレンジしたくなる気持ちもわかります。

そしてカジノで有名なアメリカのラスベガスのコンビニには、なんとスロットコーナーがあるのだとか!カジノホテル同様コンビニでも24時間ギャンブルし放題なんて、土地柄がよく出ていますよね。
コンビニに拳銃がある/アメリカ

「日本のコンビニは商品がかなり充実してるし、ないものなんてもはやないんじゃない?(笑)強いていえば、レジやバックヤードに隠されているセキュリティ用の銃はないかもしれないけどね」(アメリカ出身)
こちらも銃社会のアメリカならではの文化ですよね。アメリカのテキサス州では、大手小売店のウォルマートや大型スポーツ用品店にて銃や実弾を購入できるのだそう。
テキサス出身の男性は「もちろん実弾は商品棚に陳列せず、レジ裏に保管してますよ。購入する際には店員に使用許可証明書を提示して購入するシステムになっています」と、現場の様子を語ってくれました。

日本のコンビニのセキュリティといえば、お馴染みの「カラーボール」。
万が一、強盗などが押し入ってきた際にはこれを投げつけることで、特殊染料が犯人の衣服などに付着するようになっています。アメリカの防犯対策と比べてみても、大きな違いがあることがわかりますね。
そもそもコンビニがない!/ニュージーランド

24時間365日営業している日本のコンビニ。海外では店舗の営業時間に規制がある国も少なくないため、夜遅くまで開いているスーパーはあれど、年中無休のコンビニはないという国も多いのだそう。
「海外のコンビニにあるもの…というか、そもそもコンビニがないのです!24時間あいてもいないし、自動販売機も存在していない。しいていえば、小さなスーパーがコンビニ代わりかなと。おでんとかフランクフルトとかはないけど…」(ニュージーランド出身)

「スイスにコンビニはありません。都心部ならスーパーの『COOP(コープ)』や『MIGROS(ミグロ)』が割と遅い時間まで営業しているので、スイスのコンビニ的存在かもしれませんね」(スイス出身)
スイス国内で営業しているスーパーは、基本的に日曜が休業日。営業時間も19時頃までに閉まってしまう店が多いそうです。時間制限があるのは苦労しますが、そのぶん自ら進んで「NO残業デー」を作るなど、工夫してスーパーに行く時間を作るのだとか。
確かにこれならダラダラ仕事することもなさそうですね!コンビニがない生活も意外といいかもしれません。

「フランスには日本のような24時間営業のコンビニはありませんが、スーパーにいけば青果品もバケットもローストチキンも手に入ります。ワインの品数も多いし鎮痛剤などの薬も売っているし、24時間開いてなくても大丈夫ですよ」(フランス出身)
今回は「海外のコンビニと日本のコンビニの違い」というテーマでインタビューをおこないました。そもそもコンビニのない国出身のかたから話を聞くと、私たちがいかにコンビニに助けられているのかと考えさせられますね。
各国出身のかたのお話を聞いていると、日系コンビニが各国のニーズをしっかりとリサーチし、思考を凝らして出店していることがよくわかりました。
世界から評価されるには、まずはその国の国民性を理解することが大切。コンビニをみればその国のヒントが詰まっているといっても過言ではないかもしれませんね。
- 参考:PR TIMES「訪日旅行者に人気のコンビニは?」
- image by:Eduardo Frederiksen/Shutterstock.com
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