え、それHな言葉…?つい誤解しちゃいそうな日本全国の面白い「方言」たち
タコる、ちんちこちん/中部エリア

つもい/長野県
意味:(サイズが)きつい
長野県の松本弁では、靴や服のサイズが小さいときに「つもい」といいます。
これは「きつい」という意味があり、例えば「太ったらズボンのお腹のところがつもくなった」のような感じです。
岐阜県でも「つもい」が同じような意味で使われており、長野県の伊那市では「つまい」ということもあるのだとか。
かんます/長野県
意味:かき回す
「かんます」は長野県の北信地方で「かき回す」という意味の方言です。
「料理中に『なべ、かんましといてー』とか!」(長野県出身・50代男性)
さらに長野県だけでなく、群馬県や福島県など東日本の広い地域で通じるそうですが、残念ながら西日本ではあまり知られていません。
するしねー/長野県
意味:〜しようよ
長野県の北部では「〜しようよ」と誘うときに、「するしねー」と使います。
「『〜するよね?』と確認したり、『〜しようよ』と誘っている感じ」(長野県出身・50代男性)
さらに別のかたによると、派生として「するしない?」と聞くこともあるのだとか。
使い方としては「ボーリングするしない?」という感じですが、他県民からすると、するのかしないのかを判断できずに戸惑ってしまいますね。
きのどくな/富山県
意味:ありがとう、もうしわけない
何かをいただいたときは、感謝の気持ちとして「申し訳ない」ということがありますよね。しかし、富山県では「きのどくな」といいます。
これは決して哀れんでいるのではなく、「ありがとう」という意味が含まれているのです。
例えば、みかんをたくさんプレゼントしてもらったときは、お礼の意味もこめて「たくさんもらってきのどくな!」と使われています。
タコる/静岡県
意味:サボる
静岡県では「サボる」ことを「タコる」といいます。使い方としては「部活をタコる」や「掃除をタコる」のような感じですね。
ただし、静岡全域では通じないこともあるため、一部の地域で親しまれている方言といえるでしょう。
ちんちこちん/愛知県
意味:すごく熱い
お茶やコーヒーなどが熱いとき、愛知県では「ち◯ちん」といいます。これに対し、ものすごく熱いときは「ち◯ちん」の最上級である「ちんちこちん」を使います。
一見、意味を知らず聞いただけだとギョッとする方言ですが、愛知県など一部の東海地方では当たり前のように使われている方言なのだとか。