え、それHな言葉…?つい誤解しちゃいそうな日本全国の面白い「方言」たち
まわりする、べっちょない/関西エリア
机をつる/三重県
意味:机を運ぶ
机を移動させるとき、「動かす」や「運ぶ」などを使いますよね。しかしコメントを寄せてくれた三重県出身のかたによると、机は「つる」のが一般的なのだとか。
「徳島では『机をかく』というそうですが 三重県では『机をつる』といいます。2人で机を運ぶとき、相手に『ちょっとつって』と使いますし、1人でも机を持ち上げるときは『つる』です」(三重県出身・70代男性)
えらい/和歌山県
意味:疲れた
人を褒めるときなどに使う「えらい」という言葉。これは和歌山県では違った意味で使われており、「疲れた」ときにいう方言です。
例えば、和歌山弁で「仕事がえらい」というときは、褒めているのではなく実はとっても疲れているときなのですね。
まわりする/奈良県
意味:準備・用意する
奈良県では準備や用意をするときに「まわりする」といいます。例えば、まだ何も用意できていないときは「はよ、まわりしーや(早く準備しな)」というように使われているそうですよ。
あおじん/大阪府
意味:(内出血の)アザ
体をぶつけたときにできるアザは、全国によって言い方が異なる言葉のひとつです。筆者は「あおじ」と呼んでいましたが、地元が同じでも人によっては「青にえ」ともいっていました。
そんなアザの呼び方ですが、コメントをくれた大阪府のかたによると「あおじん」というのだとか。ほかにも西日本の関西圏では「あおたん」や「あおじむ」と呼ばれることもあるそう。
「どこを調べても『あおじん』といわないそうなので、私たち住んでたところだけなのかと悩んでます…」(大阪府出身・40代女性)
べっちょない/兵庫県
意味:大丈夫
兵庫県では何かが起こったときに「大丈夫(問題ない)」ことを「べっちょない」といいます。これはもともと「別状ない」がなまったものが由来なのだとか。
おじゅっさん/兵庫県
意味:お坊さん
兵庫県の淡路島では「お坊さん」のことを「おじゅっさん」と呼びます。諸説ありますが、「住職さん」や「お住持(じゅうじ)さん」が訛ったことから、現在の呼び方が浸透したと考えられています。
また兵庫県の淡路島だけでなく、一部の関西エリアや徳島県でも使われている方言だそうですよ。