コロナ禍でどう生きるのか?旅に恋焦がれた者たちの2020年を振り返る
2020年12月:年末年始はどうする?
編K:そして2020年がもう終わろうとしてますが、年末年始はどうします?
赤池:夏に実家に帰れなかったけど、正月も結局帰らないかなぁ。
編T:そういう人多いですよね。
赤池:まぁでも、こうやって改めて振り返ってみると、いろいろやってたなぁとは思いました。
編T:旅行メディアとしてはいいスポットをどんどん推したいけど、新型コロナでそれもなかなかできないというジレンマもありました。
編K:わたしはやっぱ物足りなさを感じましたね。ひとりで近くを散歩したり、きれいな花を見に行ったり、美しい絶景などを見に行きましたが、なんかこう足りないといいますか。
赤池:その話、また長くなります?
編K:え?なんのこと? いや旅は本能っていいましたけど、旅は道連れといいますか、なんというか…
編T:やば、始まったかも。
編K:え?ちょっと聞いて。旅というのはですね、やっぱ人なんですよ。
赤池:ええ、まあ(棒)
編K:確かに絶景や美しい景色などは、コロナなんぞ関係なくずっとあるんですよ。それこそ自分が生まれるずっと前から存在してるわけですし。
赤池:ええ、まあ(棒)
編K:旅で見る風景は変わらず美しい。コロナであろうがなかろうが美しいのは変わらないんです。でもなんか物足りないんですよね。それはやっぱり、人だと思うんですよ。人。
なにも一緒に行く人とかの話だけではなくてさ。なんかこう旅の思い出として蘇ってくるのはですね、あの旅先でこういう人と出会ったなとか、あの店でこんな面白い人がいたなぁとか、やっぱ人なんですよ。
赤池:……。
編K:ソーシャルディスタンスってのは辛いなぁって。人と人が触れ合ってこそ旅の醍醐味があるって思うわけですよ。いまは感染予防のために仕方ないですが、早くもとの世界に戻らないかなって。
ミズ:私の場合、人ではなくて、食べ物ですね。
編K:え?
ミズ:旅の思い出として蘇るのは、旅先のあそこで食べたあれうまかったなとか、そういうの。
編K:いやいませっかくいい話で締めようしてるのに(笑)
赤池:まー食べ物、たしかに大事ですよね。
ミズ:そうそう。だからわたし、今年はじめて「ふるさと納税」やったんです。
赤池:それってまさか全国各地のグルメを?
ミズ:あたりー。テイクアウトの次は、全国のふるさとを応援しなきゃって。
編K:なんかこっちのほうがいい話じゃん(笑)
ミズ:だから今年の年末年始はふるさと納税で届いた肉やら特産品を食べまくって、また一歩も出ないで年を越せるかチャレンジしようかと思ってます。
編T:結局、またこもるんかい!
〜おしまい〜
編集後記(編集部Kより)
今回、赤池さんとミズサワさん、編集部Tと座談会をしたこの話を編集していて、私の田舎ではファイナルファンタジーのことを「ファイファン」って呼んでたなぁ〜と、ふとジモトを思い出してなんだか懐かしくなりました。
いつの間にか「高輪ゲートウェイ駅」と「虎ノ門ヒルズ駅」はオープンしていたし、慣れないリモートワークを始めたころに使っていたグーグルの「ハングアウトミート」も、知らぬ間に「グーグルミート」になっていました。
こうやって数カ月前のことを振り返ってみると、意外な新しい発見があったりもします。
さて、みなさん、2020年はどんな年でしたか?
個人的には仕事もプライベートも、いままでにないような1年で気がつくともう2020年も終わり。ひとくくりにすると、本当にいろいろありました。大好きな旅行に出かけられなくなった年でもありました。
でもそんなときだからこそ、美味しいご飯を食べたり、好きなお酒を飲んだり、そして身近な場所を振り返ったりしてみると、それなりにいいこともあった1年だったんじゃないかなとも思います。
そして、みなさんにとっての毎日のなかに「TRiP EDiTOR」が少しばかりのスパイスになれば、いいなと思っています。
今年はジモトに帰れなくても、行きたかったあの場所へ旅に出られなくても、きっといつかまた旅行を楽しめるときがくるはず。そう信じて、これからもみなさんの日々のエッセンスになるような記事をお届けできれば幸いです。
- 参考:東洋経済オンライン,厚生労働省「国内の発生状況など」
- image by:image_vulture / Shutterstock.com
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。