コロナ禍でどう生きるのか?旅に恋焦がれた者たちの2020年を振り返る
2020年もあっという間に終わろうとしていますが、新型コロナウイルスによる多大な影響を受けたこの1年、みなさまはどう過ごしましたか?
自粛中に散歩で訪れた近所の再発見スポット、テイクアウトで初めて知ったジモトの美味しい店、そして「Go Toトラベルキャンペーン」で久々に越境した旅行など、当たり前の大切さに気づいたこの1年間の出来事は、一生の思い出となるのではないでしょうか。
そこで今回TRiP EDiTOR編集部では、ライターの赤池リカさん、ミズサワカノンさんを交えて緊急オンライン座談会を開催。旅を愛する者たちは今年どんな1年を過ごしたのかを振り返り、じっくりと語り合ってみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
2020年2月:このあと世界が一変するなんて……
編集部K(以下・編K):2020年も終わりに近づいてますが、今年を振り返ってみなさんどうでしたか?
ミズサワカノン(以下・ミズ):終わりというか、今年はコロナコロナで2020年まだ始まってもない感覚だったんですけど。
赤池リカ(以下・赤池):ほんと2020年やり直したいですよね。オリンピックも中止になりましたし。
編集部T(以下・編T):勝手に中止にしないでください。延期でしょ(笑)
編K:年明け1〜2月の中頃はまだ緊急事態宣言による自粛期間ではなかったですけど、みなさん今年どこか旅行の計画とか立ててました?
ミズ:旅行というか真逆なんだけど、年末年始休みに一歩も外に出ずにUber Eats(ウーバーイーツ)に頼る巣ごもり生活してましたね(笑)このあと世界が一変して、こんな生活がずっとずっと続くとはまったく知らずに。
赤池:まさかの先取り(笑)
ミズ:コロナ前なのに5kg太りました(笑)
編T:世界が一変でいうと、実は2月の終わりごろに家族で台湾旅行に行こうとしてたね。
編K:2月末というと、もう新型コロナのニュースが出回ってましたね。確か大型クルーズ船の「ダイヤモンド・プリンセス」が2月中ごろだった気が。大丈夫だったんですか?
編T:予約したのは年末か年始だったんだけど、ネットでなんかやばいことになってるのは知っていて、念のため旅行の「キャンセル保険」をつけてたんだよね。
- 詳細記事
- >>>新型コロナで旅行が中止に…保険によるキャンセル料補償はあるのか?
赤池:えーなにそれ、キャンセル保険ってなんですか?
編T:旅行当日の交通機関の運休とか遅延とか、あと病気や怪我でいけなくなったときも旅行代金が戻ってくるというやつ。子連れ家族だと旅行当日に子どもが熱出して病院にという状況はけっこうあるので、こういうのは便利だよね
赤池:へー!そういうのがあるんですね。
編T:そうそう。それで結局、台湾旅行はいったんキャンセルしてまた落ち着いたら行けばいいかと思ってたんだけど。まさかこのあと世界が一変して、とんでもない状況になるとはつゆ知らず。小説や映画などで使われるこのセリフをまさかリアルに使うなんて(笑)
赤池:でも、台湾の感染対応は世界から称賛されましたよね。