恥ずかしすぎる…!外国人が驚いた、ニッポンの「七不思議」
3. なぜ、「節分」に豆をまいたり、イワシの首を飾るの?
毎年、立春の前日に「おには〜そと〜、ふくは~うち~」と掛け声をかけながら豆を投げる「節分」。節分には季節を分ける日という意味があり、冬と春の境目の日されています。
2021年の節分は1897年以来、124年ぶりに2月2日(火)に。現在の立春は、国立天文台の観測によって決まるのですが、2021年の立春が2月3日(水)のため、前日である節分の日にちも変動するということなのです。
古来より季節の変わり目には鬼が現れるとされており、それを払うために豆を投げつけます。
- ・鬼(魔物)の目に豆を投げつける→魔目(まめ)
- ・鬼(魔物)に豆をぶつけて滅する→魔滅(まめ)
このような由来があり、鬼に豆をぶつけて邪気を払うようになりました。これも日本ならではの行事のひとつで、外国人からするとなぜ大豆を投げるのか不思議に思うのだとか。
「韓国では節分に豆をまくという文化はありません。節分に似た行事として『チョンウォルテボルム』という、1年で最初の満月の日に豊作や無病息災を願う行事があります。
その日には、ナッツの硬い殻を音を出して噛む風習がありますが、豆をまくことはありません」(韓国出身)
また、地域によっては節分にあわせてイワシの頭を玄関に飾るところもあります。
これは「柊鰯(ひいらぎいわし)」といい、ヒイラギの小枝に焼いたイワシの頭を挿したもので、イワシの臭いと煙で鬼が近寄りにくいといわれています。
この柊鰯を見た韓国出身のかたは「何かの呪いかと思ってしまった…。とても怖い」と驚いていました。
先述した通り、韓国にも節分と似た行事がありますが、豆をまくことも柊鰯を飾ることもないので、見慣れぬ光景にびっくりしてしまったのかもしれませんね。
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4. なぜ、日本人は打ち解けるまで時間がかかるの?
控えめでおとなしい印象をもたれる日本人。失礼のないようにと思い、初対面の人には礼儀正しく接しますが、国籍に関わらず、一度打ち解ければフレンドリーになっていくもの。
ただ、なかには「日本人は打ち解けるまでに時間がかかるのはなぜ?」と、第一印象とのギャップに驚いてしまうケースもある様子。
「はじめはみんな冷たかったけど、一度友だちになったり、こちらが頑張って話しかけたあとは途端に優しく親切に接してくれた。日本人は距離が縮まったらとても優しい人たちだということがわかったので嬉しかった」(アメリカ出身)
「日本人は結構シャイなイメージがあったのですが、小さいシェアハウスのなかで、とてもフレンドリーな日本の方々にお会いしました。
意外とパーティーや飲み会をするのが好きな日本人もたくさんいたので、とっても楽しい時間を過ごせました」(アメリカ出身)
出会った当初は「日本人はドライなのかな?」と思うこともあったそうですが、時間をかけて打ち解けるととても仲の良い関係になれたのだとか。
オープンな海外諸国の人たちと比べると、日本人はシャイといわれていますが、ただ仲良くなるまでに時間がかかるだけなのかもしれませんね。