講談師と行く!亀岡市で明智光秀をめぐるツアーに参加

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2021/05/05

桔梗紋の入った「明智門」が残る、谷性寺へ

法常寺の余韻に浸りながら次の目的地、明智光秀の首塚がある谷性寺(こくしょうじ)へと向かいます。車窓からは波多野与兵衛尉秀親の居城・数掛山城(たんば かずかけやまじょう)など、山城を持つ山がいくつか見えました。

波多野氏といえば明智光秀の丹波攻略で落城したお城。移りゆく盆地の田園風景と山々を眺めながら光秀が活躍した当時の景色に思いを馳せます。

のどかな風景を見ながら本堂へ。ご住職によると、かつてお堂は山の上にあり、かなり大きなお寺だったのだとか。また、亀山城下町にあった桔梗紋入った門「明智門」が移築され、山門として使われています。

光秀は、こちらのご本尊である不動明王を篤く信仰していました。本能寺の変の際には「一殺多生の降魔の剣を授けたまえ」と誓願し、本懐を遂げたといわれています。そんなことから家臣に自分の首を谷性寺の近くに埋めるようにと託したのだとか。

こちらでは丹波平定を果たした光秀が谷性寺に埋葬されるまでの講談を聞きました。谷性寺の不動明王のお姿に心を打たれ、信長のやり方に疑問を持つようになった光秀は本能寺の変へと向かいます。そして山崎の戦いに敗れ、光秀の頼み通り家臣が首を谷性寺へ運んだのです。

実際の地で話を聞くと、光秀や家臣の思いが伝わってくるようで、しんみりとしてきます。

谷性寺は光秀の家紋でもある桔梗の花も有名で、毎年6月末から7月末、5万本の桔梗が咲き乱れる「ききょうの里」が門前に開園し、多くの人で賑わうんですよ。

週末のおでかけはココへ 明智光秀ゆかりの寺・亀岡市の谷性寺とききょうの里へ行こう


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