講談師と行く!亀岡市で明智光秀をめぐるツアーに参加

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2021/05/05

時代劇にも登場する代官屋敷で光秀も食べた?!料理を

さて、光秀に見送られているような気分で谷性寺を後にし、再びバスへ。道中、丹波ならではのイノシシ肉屋さんや砥石を採掘している山(亀岡市は現在でも天然砥石が産出される国内有数の貴重な産地なのです)、光秀が八木城を攻める際、戦勝祈願をしたと伝わる岩城神社の前を通過し、バスは一路、へき亭へ。

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今日はこちらでお昼をいただきます。へき亭は、かつての代官(君主や領主に代わって任地の事務を司る役)屋敷を活かし、1日数組限定で京野菜や地鶏など地元の食材をふんだんに使い、光秀公が食べたであろうといわれる再現料理「武将めし」などがいただけます。

女将さんによると、「へき」とは苗字なのだとか! 漢字で「日置」と書くそうで、丹波亀山藩ではなく江戸幕府旗本津田藩の代官だったのだそうです。そして弓道、日置流の祖ともいわれています。

立派な土垣土塀や長屋門は江戸時代のまま。敷地は約600坪もあり、主屋も江戸時代に建てられたものだそうです。

風情ある門前の道は京へ通じる旧街道で、時代物の映画やTVドラマに頻繁に登場するのだとか。ぜひテレビ等でチェックしてみてください。結構、映っていますよ。ちなみに女将さんが話してくださる撮影時の秘話も面白かったので、興味のあるかたはぜひ訪ねてみてくださいね。

器も昔のものを使っていて素敵です

さて、本日いただくお料理は「ガラシャ膳/2,750円(ランチ限定)」。名物「へき亭鉢」の甘く、やわらかく炊いた大きなニンジンが絶品です。

そのほか、旬菜の盛り合わせ、京都府のブランド豚 京都ぽーくを使った「ポークの陶板焼き」、地元の地鶏丹波黒どりを使った「黒とりと畑しめじのお鍋」(ちなみに本日は京丹波大黒本しめじでした!)、「鶏の五色あられ揚げ」などなど贅沢な内容。


猪料理に見立てた「ポークの陶板焼き」が付きます。アツアツで美味しかった~

その後は玉秀斎さんによる「光秀を支えた家族の話」を講談で楽しみます。仲間を集めての酒宴を持ち回りでしていた光秀ですが、自分の家の番になっても料理を用意するお金がありません。それを見かねた妻・煕子が「問題ないですよ」と宴の準備をするのです。

当日、みんなの評判を集めた料理が、具だくさんの猪肉入り味噌汁。光秀が「どうやってお金を調達したのか」と問うと、姉さんかぶりを取った煕子の見事な黒髪は短くなっており、髪を売ってお金を得ていたのでした。

ちなみに、へき亭では冬は猪料理もいただけるそうですよ。また、ご主人が焼く自家製パンも販売していて、こちらも人気なんです。お弟子さんの玉山さんも気になる!とおっしゃっていた、たっぷりブドウのパンが美味しそうだったな~。

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