あっ、ここいいかも!コロナ禍で注目を集めた「人気の移住先」ランキング

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2021/06/05

新型コロナウイルスの影響により、働き方をはじめとした日常生活に大きな変化が起きている現在。テレワークなどが推進され、暮らす場所そのものを変化させる「移住」を考えているかたも多いのではないでしょうか。

移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」を運営する株式会社カヤックが、人気の移住地域を表彰する「SMOUT移住アワード2020」を発表。

3回目となる今回は、2020年4月1日〜2021年3月31日の1年間に、一般ユーザーが国内463地域の発信する情報に対し「ファボ(興味ある)」した合計7万6,255件のうち、どの地域情報に最も多く「ファボ」したかを集計したものです。

早速、「新しい日常」がスタートするなかで、大きな人気を集めている地域トップ3をご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

元来の街の魅力に加え、ユニークでタイムリーな情報発信がカギに

第3位 山口県萩市

image by:Shutterstock.com

3位にランクインしたのは、日本海に面した雄大な光景が魅力の山口県萩市」でした。

幕末から明治維新にかけて日本を揺るがし、現在の礎を作り上げた人物を多数生み出した「長州藩」の本拠地としても名を馳せています。

萩市から誕生した「地域おこし協力隊」の募集は、100を超えるファボ数を記録。キャンプ場やカフェ運営、地域情報の編集者といった魅力的な仕事内容に加え、惹かれるネーミングセンスにも注目が集まりました。

じっくりと見てみると、移住を考えているかたへの職業提案が、働き方や暮らし方に寄り添う心配りが感じられるものであることがわかる、萩市の地域おこし協力隊プロジェクト。

ほかのプロジェクトを含めても平均ファボ数は54.4にのぼり、この数値は1位の豊岡市、2位の伊那市を凌ぐ数字となっています。


SMOUT経由での訪問者や移住者は50人以上を記録しているといい「萩市地域政策部おいでませ、豊かな暮らし応援課」の課長補佐・釼物佳代子氏は、「ユーザーにとって重く感じがちな行政情報だけでなく、来てみたくなるような『ゆるめのローカル情報』も発信するなどのコミュニケーションを取ってきました」と、ファボ率の伸びた理由を挙げています。

第2位 長野県伊那市

image by:Shutterstock.com

移住を検討する人たちのなかでもひときわ人気の高い長野県から、南アルプスと中央アルプスの間という立地で、自然豊かな「伊那市」が2位に登場。見事な山々の景観に心が洗われる美しい街です。

新型コロナウイルスの影響によりツアーやセミナーもオンラインとなっているものの、数多くのプロジェクトを発足。

オンラインだけでなく現地研修も含まれた農業・有機・自然栽培の勉強会においては、定員100名の募集ながら230件を超えるファボを記録しました。

セミナーやツアーの合計開催数は36回に渡り、参加人数は1,600名を達成するという大盛況。コロナ禍でますます増えているという移住希望者たちに多くの情報を届け、2位獲得も納得の充実度だということが判明しました。

「伊那市地域創造課 移住・定住コーディネータ」の井崎由華氏も「伊那市をもっと楽しい場所にしていきたいと気持ちを新たにしています」とコメント。

かつて高遠城を中心に栄えた城下町の魅力が、さらに多くの人に広がっていくことが期待されています。

第1位 兵庫県豊岡市

image by:Rei Imagine/Shutterstock.com

1位を獲得したのは、県内最大面積を誇る兵庫県豊岡市」。鳥取・兵庫・京都にまたがる山陰海岸国立公園を中心とした「山陰海岸ジオパーク」をはじめ、豊かな大自然に恵まれた街としても著名です。

「豊岡市エコハウス」では、新型コロナウイルスの流行を受けて拡大したテレワーク従事者に対し、Wi-Fiを完備したスペースを提供。

自宅ともオフィスとも違う第3のスポットを持つプロジェクトは注目を集め、ファボは204件を記録しました。

また、豊岡市への転職や移住を考える人に向けた「豊岡市オンライン会社説明会」を開催。続いて「地域おこし協力隊」の募集も行うなど、積極的に企画を立案。内容のユニークさと、時期に合ったタイミングも、多くのファボを集めた理由といえます。

「豊岡市環境経済課定住促進係」係長の沖中正孝氏は「今後も新たに起業型協力隊を募集する予定もあります。さらに面白いまちを目指して、『飛んでるローカル豊岡』を磨いていこうと決意を新たにしました」と喜びのコメントを寄せています。

「SMOUT移住アワード2020」トップ10

image by:PR TIMES

それぞれの街が趣向を凝らした情報発信を行い、魅力を伝えているなかで、抜きん出たファボを獲得したトップ3をご紹介しました。

今後、転職や移住を考えているかたは、ランキングを参考にさまざまな地域の新しい一面を探ってみてはいかがでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by:Rei Imagine/Shutterstock.com
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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