団子が空を飛ぶ!?一生に一度は行きたい、岩手県の絶景「厳美渓」

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2021/09/29

「空飛ぶだんご」でひとやすみ

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美しい渓谷美楽しむ途中、少し疲れたときには名物の「かっこうだんご」でひとやすみ。「空飛ぶだんご」の愛称で知られる厳美渓の名物は、天工橋から少し上流にある東屋でいただけます。

空飛ぶだんごの由来は、厳美渓に到着するとすぐに分かります。向かい岸にあるお店から東屋まで、ワイヤーで吊るされたカゴが何度も行ったり来たり!離れた東屋からお団子の注文ができるようになっているんです。

昭和の時代に始められたこのシステムは、渓谷を見ながらお団子が食べられるようにと考えられたもの。代金をカゴに入れて、備え付けられた木槌を叩くと、お店のかたがワイヤーを操ってするするっと2階の窓に消えていきます。

しばらくするとお茶とお団子がワイヤーをつたって届けられるというここでしか見られない唯一無二の仕組みです。

こしあん、みたらし、ごまの3本。ボリュームたっぷりのお団子を食べながら渓谷でのひと時を楽しみましょう。ちなみに、かっこうだんごではお店側からワイヤーを操る様子も見学可能。面白い体験をした後は、その裏側を知るのも良い思い出になるでしょう。

  • かっこうだんご
  • 岩手県一関市厳美町字滝ノ上211
  • 0191-29-2031
  • 定休日:12月~2月
  • 9:00~15:00(売り切れ時終了)
  • 一関市観光協会公式サイト

厳美渓を訪れるおすすめの季節は?

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一度はみたい厳美渓。遠くから訪れようと思うのなら、頭を悩ませるのが「どの季節に行くか」でしょう。春は桜が美しく、夏は木陰がさわやか、秋は紅葉が燃え冬は雪に彩られる厳美渓。どの季節もとてもおすすめです。

ですが、名物の空飛ぶだんごも旅の目的に含まれるのなら3月~11月ごろまでがおすすめ。12月~2月はお休みとなっているので、春、夏、秋に計画を立てましょう。

厳美渓へのアクセスと駐車場は?

厳美渓へのアクセスは車、またはバスを利用しましょう。車で訪れる方はまず東北自動車道一関インターチェンジを下車、国道342号線を秋田方面へと進んだところにあります。あちこちに看板が建てられているので迷う心配はありません。

駐車場は無料の市営駐車場が近くにあるほか、道の駅厳美渓の駐車場、またはサハラガラスパークの駐車場が解放されています。


有料の駐車場もいくつか近くにありますが、1日300円ほどの良心的な価格なので、すぐ横に駐車したいかたはそちらを使っても良いでしょう。

バスを使って行く場合はまず一関駅前からバスが出発しています。岩手県交通のバスのうち、厳美渓線、瑞山線、須川温泉線の3路線が厳美渓へ向かうのでどれかに乗車しましょう。厳美渓バス停で下車すれば、もう目の前です。


受け継がれる自然の美を楽しもう

伊達政宗の時代よりずっと昔から受け継がれてきた厳美渓の渓谷美。自然のものであるからこそ、テーマパークや都心の観光地とはひと味違う、自然に包まれるのどかな時間は心を落ち着かせ癒しを与えてくれます。はるか昔から時を超えて守られてきた、自然の絶景を楽しむ旅へと出かけましょう。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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