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団子が空を飛ぶ!?一生に一度は行きたい、岩手県の絶景「厳美渓」

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2021/09/29

藩主・伊達政宗が「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と褒め称えたと伝わるほど美しい「厳美渓(げんびけい)」。1927年に国の名勝、そして天然記念物にも指定された岩手県の誇る絶景です。

古くから多くの観光客を魅了する同所は、一生に一度その目で見る価値のある美しい絶景。今回は岩手県・厳美渓の渓谷美をご紹介しましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

岩手県の「厳美渓」とは?

image by:Shutterstock.com

美しい巌という名がこれ以上ないほどぴったりな厳美渓があるのは岩手県一関市。同県の最南に位置する一関市は、美しい自然の名所が多くあることで知られています。「猊鼻渓(げいびけい)」や「北上川」、「室根山」など見るべき絶景が多いなか、最も人気が高く人出も多いのも特徴のひとつ。

厳美渓は東北地方の中央に位置する火山、栗駒山を水源とする磐井川が生み出した渓谷。磐井川の中流にある厳美渓は約2km。長い年月をかけ、磐井川の流れによる侵食で生み出されたものです。

磐井川が削っていったのは「凝灰岩(ぎょうかいがん)」と呼ばれる火山由来の岩石。そのため通常の渓谷とは異なる大きくゴツゴツした岩が特徴。大きな岩に緑が根ざし、独特の美しい景色を作り出しています。

厳美渓の見どころと楽しみ方は?

厳美渓は川沿いの約2kmに渡り散策道が設けられています。観光のメインとなるのは静かで美しい川沿いの散策です。澄んだ空気と水のせせらぎが心地よい、自然の中の散策道を楽しみましょう。

中央の「天工橋」

image by:photolibrary

厳美渓のほぼ中央付近にあるメインスポット「天工橋(てんぐばし)」を堺に上流、下流という呼ばれ方をしています。

天工橋から見て上流はゴツゴツとした巨石が目立つ迫力のある風景。下流は上流とは異なり、静かな水面の美しい穏やかな川の流れが見られます。春になると下流の川沿いは見事な桜並木に変身!この桜は「貞山桜(ていざんざくら)」と呼ばれ、伊達政宗が植えたと伝えられています。

風情たっぷりの御覧場橋

image by:Shutterstock.com

貞山桜を眺めながら下流へと進んでいくと、風情たっぷりの吊り橋が現れます。それが「御覧場橋(ごらんばばし)」です。もちろん、現役で渡ることができますよ!


この御覧場橋を渡り、対岸に渡って帰ってくるのが定番の散策コース。御覧場橋は想像以上に揺れるためスリルも味わえます。もちろん安全ですのでご安心を。橋の上からは太陽の光を浴びて緑色に輝く磐井川の絶景が見られます。

下流は人も多くなく、静かに散策を楽しめるのでとてもおすすめです。ぜひ足を伸ばしてみましょう。

石が生み出した芸術「甌穴」

image by:photoAC

天工橋より上流側には天然記念物に指定されている「甌穴(おうけつ)」を見られるスポットも。これは「ポットホール」とも呼ばれる岩表面の丸い穴のこと。もちろん、もともとあったものでもなければ、人の手で開けられたものでもありません。

小さな小石が大きな岩を削った末にできたもので、岩石の表面にあるくぼみに小石が入り込み、水の力で回転し続けた結果このような大きな穴になるのだとか。よく見てみると、甌穴の中に小石が入っているものもあります。

甌穴は、まさにことわざの「雨垂れ石を穿つ」そのもの。昔の人が甌穴に気づいていたなら、「小石も岩石に穴を空ける」がことわざになっていたかもしれませんね。

「千畳敷岩」も見逃せない

image by:photoAC

もう少し上流まで足を伸ばすと、水面に近い高さの岩が連なった場所が現れます。厳美渓の特徴である大きな切り立った岩ではないので、すぐに分かりますよ。ここは「千畳敷岩」と呼ばれるスポット。

水の流れも優しく静かで、もう少し下流とは異なる癒しの空間が広がっています。この辺りは流れも緩やかなためか鴨が多く生息しています。タイミングが合えば鴨の親子に出会えるかも!

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