足元に広がる芸術を探して。全国にある「マンホールカード」がスゴい!

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2021/10/01

スゴいぞ。全国のマンホールカード!

image by:GKP(下水道広報プラットフォーム)

さて、実は長い歴史をもつ日本の下水道。のちほど歴史についてはご紹介しますが、その普及率は2019(令和元)年で79.7%です。実は国民が全員、下水道を使えているわけではありません。

私も宅地建物取引士として物件の重要事項説明をするのですが、やはり下水道の整備されていない物件や、トイレが水洗ではなく浄化槽であるというような説明をしたことが何度かあります。

そんな私たちの生活に欠かせない下水道。そしてその下水道の維持管理を行うためのマンホール。日本全国に約1,500万カ所ほど存在しています。管理を行っているのは各地の地方公共団体です。

image by:GKP(下水道広報プラットフォーム)

各地方公共団体では各々マンホールの蓋のデザインにも凝っており、その種類は約1万2,000種類もあることをご存じだったでしょうか。そして最近では、先ほどの『3月のライオン』のマンホールのように、趣向を凝らした非常に面白いデザインになってきているのです。

下水道の広報を担う「下水道広報プラットフォーム(GKP)」は、それらマンホールのデザインは、宝であり、それぞれカードにして配布し、裏にはまつわるエピソードを書いて大勢の方に下水道の大切さを知ってもらうことを考えつきました。それがマンホールカードです。

image by:GKP(下水道広報プラットフォーム)

2016年4月1日に第1弾が発行され、2021年8月現在、第15弾まで発行されています。2022年1月には、第16弾の発行予定です。

私が子どものときに流行った、ビックリマンのシステムですね。「第〇弾!」となると、その弾のビックリマンシールをコンプリートしたくなったあの頃と同じではありませんか。くっ、なかなか分かっていらっしゃる。

ちなみに第1弾から累計で、全国580自治体780種類のカードが発行され、総発行枚数は約720万枚。そしてそれぞれのカードは各自治体の下水道課や観光スポット等で無料で配布されています。

image by:GKP(下水道広報プラットフォーム)

カードをゲットするために各地を訪問して、下水道に関心をもってもらい、大切に使ってもらうように周知すると共に、地方創生にも役立つという仕組みですね。


今回は、各地の自治体が腕によりをかけて作ったマンホールの内、カードになっているもののいくつかをご紹介したいと思います。

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