ワーケーションができるキャンプ場を拠点に。アップサイクルなものづくり「gunung」

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2021/12/04

緑豊かな環境で、新たな発想が生まれる。キャンプ場をアトリエに

「小田原市いこいの森 RECAMP おだわら」内の工作室。image by:若松渚

山本さんは2020年6月ごろから、「小田原市いこいの森 RECAMP おだわら」(以下、RECAMP おだわら)内の工作室を間借りして創作活動を行っています。

アトリエが全焼し自宅のみで作業していた山本さんに声をかけたのは、一般社団法人小田原市事業協会 公共施設管理課主事長であり、いこいの森共同事業体所長を2021(令和3)年9月まで務めた日下部昌克(くさかべ・まさかつ)さんでした。

写真左「RECAMP おだわら」マネージャー・宮田蘭丸(みやた・らんまる)さんと日下部さんimage by:若松渚

活用されていなかった工作室を一般に幅広く開放することで地域活性につなげたいと考えていた日下部さんは、十数年にわたり小田原で活動している山本さんにモデルケースとして利用してもらうことにしたんだとか。

高校時代に日下部さんが山本さんの1年後輩だったことや、地元のイベントで顔を合わせる機会が多かったことも、声をかけるきっかけのひとつになったそう。

コワーキングスペース「YURAGI」image by:若松渚

「RECAMP おだわら」には、山本さんが利用する工作室をはじめ、コワーキングスペース「YURAGI」など、アウトドア施設には珍しいワークスペースがあるのが特徴。

ひとつの仕事にとらわれない新しい働き方、コロナ禍によるリモートワークの活発化で仕事場の選択肢が増えたいま、街中とは違う環境でリフレッシュしながら働くことができます。

開放的なワーケーションスペース。image by:若松渚

工作室でミシン縫いなどの作業をしている山本さんは、「自宅だと忙しくなりがちですが、ここは自然に囲まれていてスペースも広く使えるので、大らかになります」と話し、コンスタントに通っているそうです。

image by:小田原市いこいの森RECAMPおだわら

「『RECAMP おだわら』には、キャンプやバーベキューを楽しめるワーケーションプランもあります。絵を描くなどの創作の場としても、ぜひ活用してください」と、日下部さんは話します。

同施設は都心から車で約1時間、小田原厚木道路の荻窪ICすぐそば。小田原の街中にある「toko gunung」からも車で約10分ほどで、約20ヘクタールの森の中に小河が流れる、ゆったりとしたキャンプ場です。


image by:小田原市いこいの森RECAMPおだわら

県内きっての温泉街である箱根湯本にもほど近く、午前中は小田原の街中を散策、午後からは自然の中でキャンプとバーベキュー、翌日は日帰り温泉を楽しむ…という充実の週末を過ごせます。

ワーケーションだけでなく、テントサイトのほかキャビンやバンガローも備えており、小さな子ども連れのファミリーキャンプにも最適です。

  • 小田原市いこいの森RECAMPおだわら
  • 神奈川県小田原市久野4294-1
  • 料金はプランによって異なります(宿泊、日帰り、デイキャンプ)
  • 定休日:水木(季節によって変動あり)
  • 公式サイト
  • ※ワーケーションプランについては要確認

自由な発想で新たな暮らしをつくる

時代の転換点にあるいまを乗り切り、明るい未来を描くためには、固定観念をなくして創意工夫を楽しむことが大切です。

みなさんもぜひ、自分なりの新しい暮らし方や働き方を見つけてみてください。

  • image by:若松渚
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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地方新聞社で記者職を経験後、フリーライターに。地域に根ざして活動する人や企業の取材記事を書くことが多いです。台湾が好きで半年間、台北に暮らしました。

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