まるで高級ホテル!船旅の魅力にハマる、新造船「フェリーきょうと」徹底解剖

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2021/12/31

大阪・南港北九州・新門司港を結ぶ「名門大洋フェリー」が、新造船フェリーきょうと」を2021年12月16日に就航しました。続いて、2022年3月28日(月)には、これも新造の姉妹船フェリーふくおか」を就航させます。

名門大洋フェリー「フェリーきょうと」image by:シカマアキ

名門大洋フェリーの新造船は、2015年に「フェリーおおさか2」「フェリーきたきゅうしゅう2」(共に正しくはローマ数字、以下同)の2隻が就航して以来。今回の新造船は、19年前の2002年に就航した2隻「フェリーきょうと2」「フェリーふくおか2」の代替となります。

新造船は、名門大洋フェリーで歴代最大級の大きさを誇るとともに、個室志向の高まりから独自のニューキャビンを新設し、バリアフリーへの配慮や各種感染への対策も万全に施されています。

今回は新造船「フェリーきょうと」の内覧会でいち早く船内を取材。新たに設置された客室をはじめ、船旅の楽しみ方などを紹介します。

大阪と北九州を結ぶフェリーを1日2便運航

名門大洋フェリーは、大阪・南港フェリーターミナルと北九州・新門司港フェリーターミナルを結ぶ航路を、毎日2便4隻のフェリーで運航しています。

南港からはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や海遊館、梅田やなんばなどへも30~1時間以内に行くことができます。新門司港は門司港レトロをはじめ、関門海峡や小倉にも近く、九州各地へのアクセスが便利な場所です。

名門大洋フェリー「フェリーきょうと」image by:シカマアキ

フェリーきょうと」は、19年前に就航した「フェリーきょうと2」に代わる新造船。船名に京都と掲げるだけあり、「古都のたたずまい」を基調とした内装デザインが特徴です。

一方、2022年3月に就航する「フェリーふくおか」は、近代的なウォーターフロントが感じられる「ベイサイドシティのきらめき」が基本コンセプトとのこと。最新技術によって燃費も大幅改善され、環境にも配慮したフェリーとなりました。

「フェリーきょうと」のエントランスホール。image by:シカマアキ

船内に入ると、広々としたエントランスホールがあります。エントランスホールと同じ階に、乗用車専用スペースが新たに設置されました。


近年増えているキャリーケースを持参した旅客、ベビーカーで乗船する家族連れに配慮したとのことで、従来は階段など上下に移動しなければならなかったストレスが軽減されます。

極上の船旅が満喫できる特別室「スイート」

客室は、特別室「スイート」、特等室「デラックス」、1等洋室「スーペリア」「ファーストS」、1等和室「ファーストJ」、1等和洋室「ファーストB」、2等洋室「ツーリスト」「コンフォート」の8タイプ。

「フェリーきょうと」から、「スーペリア」「コンフォート」が新たに設置されました。そのほか、トラック運転手向けの「ドライバーズルーム」もあります。

「フェリーきょうと」のスイートA(特別室・洋室)image by:シカマアキ

最上級クラスの「スイート」は2室のみ。洋室タイプと和洋室タイプが1室ずつです。広さはいずれも26平方メートルあり、ゆとりがとても感じられます。

バス・トイレ、テレビ、冷蔵庫、空気清浄機、バスローブ、アメニティなど完備され、調度品にも随所に日本らしさが施されている、まさに高級ホテルのデラックスルーム並みです。

「フェリーきょうと」スイートB(特別室・和洋室)image by:シカマアキ

洋室タイプはシンプルなデザインで、より広々と感じられてのんびり過ごせるでしょう。一方、和洋室タイプだと、洋室と和室の両方を堪能でき、畳に座って窓からの景色が楽しめるのも魅力。さすが特別室で、どちらのタイプも極上の船旅が満喫できます。

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