まるで高級ホテル!船旅の魅力にハマる、新造船「フェリーきょうと」徹底解剖
新設の「スーペリア」はうれしいシャワー・トイレ付き
特等室の「デラックス」は、これも高級ホテルの客室並みに広い20平方メートル。客室にバス・トイレがあり、備品もスイーツとほぼ同等です。このデラックスでも十分、ワンランク上の船旅が楽しめます。
1等洋室で今回新設された「スーペリア」は、定員2~3名で20室あります。家族や友人同士などでのんびり過ごすことができ、客室内に女性客から要望が高かったという「トイレ」「シャワー」が付いているのもうれしい点。
3タイプのカラーバリエーションがある「レディースルーム」もあり、女性スタッフが選んだという明るい色合いの家具、ナノイーヘアドライヤー、アメニティセットを提供。まさに女子旅に最適です。
「ファーストB」は、ツインベッドと畳がある和洋室タイプ。定員2~4名なので、夫婦やカップル、家族連れら、誰でも利用しやすい客室タイプです。広さは16平方メートル。
一方、「ファーストJ」は、和室の落ち着いた空間が魅力の客室で定員4名。ファミリー層に根強い人気の客室タイプで、小さな子どもを連れた旅でも気兼ねなく客室で過ごすことができます。
なお、「ファーストB」「ファーストJ」はいずれも、トイレ、バス・シャワーが客室にない分、スーペリアよりもお得に利用できます。
狭いけど個室の「ファーストS」は新たに大幅増室
近年の「個室需要」の高まりから、船内でも個室で過ごせる客室タイプが人気です。
「ファーストS」は、定員1名で広さは5平方メートルしかないものの、完全に個室であることが魅力。今回の「フェリーきょうと」から、大幅に増室されました。
ベッド、テーブルとチェア、テレビ、洗面台などのみですが、タオルや歯ブラシ、ハンガー、使い捨てスリッパなどが備え付けであり、ビジネスホテル感覚で利用できます。出張はもちろん、1人旅にもおすすめです。
リーズナブルな価格が魅力の2等室では、プライバシーに配慮し、カーペット敷きの相部屋がなくなり、名門大洋フェリー独自の新たなキャビンが新設されました。
最も安価な「ツーリスト」は、2段ベッドへの入口が上段・下段で互い違いになっているカプセルベッドタイプ。
相部屋でありながらロールカーテンで仕切られ、プライベートな空間が最大限確保されています。手荷物を入れるロッカーやコンセントも個室ごとに設置されています。
レディースルームは女子旅に最適な特典多め
ツーリストには前述の通り、レディースルームが設置されています。入口のドアで専用の番号を入力しないと入室できないシステムを導入。これだと女子旅や、女性の1人客も安心して利用できそうです。
レディースルームの近くに、トイレと洗面所、パウダールームがあるのも便利で、レディースルームのみバスタオルの備品も。
パウダールームは、女性スタッフがチームを作ってデザイン会社と打ち合わせを行い、明るい照明に加え、鏡の周りにライトがある通称「女優鏡」が設置されたとのことです。
さらに、バリアフリーに対応した「コンフォート」を今回新設。ツーリストよりさらに個室感覚で泊まれる1段ベッドが並んだ相部屋で、年配の乗客や車椅子でも利用しやすく配慮されています。