世界遺産「麗江古城」と少数民族・ナシ族が守ってきた懐かしい街並み
タイムトリップしたような麗江古城の見どころ5選
まるでテーマパークのような統一された世界が広がる麗江古城。コンパクトにまとまっており、何よりも街歩きが楽しい世界遺産です。その見どころを見ていきましょう。
1.張りめぐらされた水路
麗江古城へと一歩足を踏み入れると、待っているのは石畳の道と木製の民家、それに添うように張りめぐらされた水路です。
この水路に流れているのは、世界自然遺産に登録されている玉龍雪山の雪解け水。街からは北の方角に玉龍雪山を見ることができます。
街全体を潤す水路は生活用水としてだけではなく、防火や湿度調整にも役立っているのだとか。水を利用することで生活の基盤を整えていたナシ族の知恵をあちこちで感じることができます。
日本人観光客は多くはありませんが、街の看板の多くは日本語の説明書きがあるので安心ですよ。迷路のような石畳の道を散策すると、こんなところにまで水路があるのか!と驚くことでしょう。
2.道沿いに並ぶ民家
水路に沿った道はもちろん、細い道に入っても必ず目につくのがお土産物屋や飲食店です。木造の家の1階部分は道に向かって商店となっているものが多く、散策をしながら食べ歩きも楽しめます。
この1階が道に向かって商店になっている家の作りも、麗江が交通の要所となっていた時代の影響。たくさんの人が訪れたこの場所で、昔から続くお店と外観を残したモダンなお店が混在しています。
宿泊施設となっている民家もあるので、可能であれば麗江古城で一泊するのもおすすめですよ。朝早くの麗江古城は観光客も少なく静かでタイムトリップ気分を味わえます。
3.にぎやかな四方街
麗江古城の中心ととなっているのが四方街です。大きな水車のある四方街を中心として道が伸びており、いつ訪れてもとってもにぎやか。
この広場ではナシ族の楽器が演奏されたり、舞踊が披露されたりと観光客をもてなす雰囲気が満載です。テラス席のあるカフェやレストランもあるので、麗江古城の街並みを見ながら食事をするのも良いですね。
細い路地がいくつもあり迷ってしまいそうなので、この四方街を中心にして散策をするのがおすすめです。
4.夜のライトアップ
まるでジブリ映画の名作『千と千尋の神隠し』の世界とよく似ている!と、話題になった台湾の九ふん。ですが、ここ麗江古城もまるでアニメから飛び出したような雰囲気です。
麗江古城は毎日夜12時まで街全体がライトアップされ、オレンジ色の温かな灯りで満たされます。お祭りのような雰囲気のなか、景観と散策を楽しめますよ。
5.展望台で上からの景色を楽しむ!
街歩きを楽しんだ後は、麗江古城全体を上から見渡せる特別な場所へも出向きましょう。高台から麗江古城を見渡せる場所が、同じく古城内にある獅子山です。獅子山には公園があり、そこからの展望が素晴らしい人気の場所。
麗江古城の家々は、独特の瓦屋根が特徴なのですが、これぞ麗江古城という風景が見られる獅子山へぜひ訪れてみてください。
こちらからへは、街のあちこちから登ることができますが、四方街から登るルートが分かりやすくおすすめです。
古く美しい少数民族の街「麗江古城」。中国の長い歴史のなかで、壊れずに残ってきた貴重な世界遺産の街は、一度は訪れたい魅力にあふれています。
歴史好きのかたはもちろん、美しい街並みを散策するのにとてもおすすめなので、ぜひ海外旅行の参考にしてみてくださいね。
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