天空までひとっ飛び。絶景広がる北海道「旭岳5合目」で雲上散策

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2022/03/26

旭岳5合目の見逃せない絶景!

旭岳5合目から山頂までは約2時間ほどの登山。景観は素晴らしいものの本格的な山道が続き、観光気分で気軽に登るのはやめましょう。登山用の装備を備えていないのであれば、5合目散策を楽しむのがベスト。

5合目も美しい景色が見られますし、見どころも多いので自然を楽しむには十分な環境といえます。約1.7kmの散策道に沿って見られる見どころをご紹介します!

1.まずは展望台へ!夫婦池を見よう

image by:石黒まり花

姿見駅からほど近くに第1〜第3の展望台が設置されています。トレッキングコースはきっちりと整備されているので、自然のなかといえども迷う心配はありません。姿見駅を起点に約1時間ほどの散策道が設けられており、徒歩約15分ほどの場所に第1〜第3展望台があります。

第2、第3展望台にさしかかると、2つの湖が並んでいる姿が。この2つの湖は並んだ姿から「夫婦池」と呼ばれています。散策道を挟んで姿見駅側が「擂鉢池」、奥が「鏡池」です。

擂鉢池はその名の通り水面は小さめですが、深さがあるのが特徴。天気の良い日にはどちらの湖にも空の青色が映し出されます。

2.大地の息吹を感じる!噴気孔

image by:石黒まり花

散策路を進んで行くと、コポコポという音とともにモクモクと白い煙が上がっている様子が見えてきます。これは旭岳の噴気孔!旭岳は活火山で、いくつもの噴気孔からこのように白い煙が上がっています。

正確な数も形も分からない噴気孔は、山がいまも生きているという証拠。驚くほど近くで見ることができます。岩の間から勢いよく吹き出す煙と音を見逃さないようにしてくださいね。

3.姿見の池の絶景

image by:Shutterstock.com

次に散策道沿いに現れるのが「姿見の池」です。旭岳山頂の姿を映し出す美しい火口湖で、水深は約4~5m。天気によって水面の色が変わり、タイミングが合えば本当に鏡のように「逆さ旭岳」を見ることができます。

近くは姿見展望台も設けられているので、近くから、そして少し離れた遠くから全貌を見てみましょう。


4.可憐な高山植物たち

image by:石黒まり花

標高の高い旭岳は可憐な高山植物の宝庫です。散策道のそばにもたくさんの高山植物が花を咲かせてくれるので、足元をよく見ながら歩きましょう。

旭岳の花盛りは毎年7月。真っ白な花畑を生み出すチングルマやキバナクシャナゲ、鮮やかな黄色のメアカンキンバエなど、かわいらしい花々がたくさん!背が低く、花自体も大きくない高山植物ですが厳しい気候の中冬を超え咲き誇る様子にきっと感動することでしょう。

登山より遥かに気軽に楽しめる旭岳5合目散策。北海道の自然を味わいたい、けれど体力に不安のあるかたや多くの時間を取れないという方にぴったりの楽しみ方です。

このような美しい景観が残されていること、そして絶景を生み出してくれた旭岳に感動すること間違いなし。また必ず無理のない計画で、事前の天候確認などをお忘れなく。安全で安心な散策を心がけてくださいね。

  • image by:Shutterstock.com
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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