インド一人旅はやめたほうがいい?安全に絶景「タージ・マハル」へ行く便利な方法

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2023/06/10

入場チケットは当日購入もOK

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さあ、ここまでデリーを通過し、面倒な客引きの軍団を突破し、とうとう憧れのタージ・マハルへ到着です。

街の中からでも遠くに見えるタージ・マハル。その姿が見えたときには「やっと来れた!」とほっとしますよ。

とうとうタージ・マハルへと入場です。開門時間は日の出から日の入りまで。その日によって異なるので注意しましょう。

image by:ShutterStockStudio/Shutterstock.com

タージ・マハルへの入場チケットはオンラインでも購入可能ですが、チケットカウンターで当日購入することもできます。

オンライン決済は英語のページでの購入であることや、入場時間が決められていることなどから、私はカウンターでの購入を選びました。

カウンターはタージ・マハルの「西門」と「東門」にあります。東門は少し離れているので注意。

料金は霊廟への入場料も含めて1,300ルピー(約2,000円)。クレジットカードも利用できますが、並ぶ列が異なるので注意。

現金で購入する場合はチケットカウンターには、外国人用のレーンが設けられているのでそちらに並びましょう。ちなみに男女別になっています。

タバコや水以外の飲み物は持ち込みNG

タージ・マハルへの入場は持ち物検査が行われています。


水以外の飲み物、ライター、タバコなどは預けなければいけないので注意しましょう。カメラやスマホは大丈夫です。手荷物検査に引っかかるとクロークまで戻らなければいけないので面倒です。入場ゲートも男女別となっています。

中に入ると、まず見えてくる大楼門を抜けて進みましょう。その先に白く美しいタージ・マハルが見えて来ます!

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門を超えて中に足を進めると、目の前に見えるのが美しいタージ・マハル。写真や映像で見るよりも遥かに美しく、白く輝いています。青空の下に佇む姿はまさに絶景。

「世界で一番美しい建築物」といわれるのも納得です。緑豊かな美しい中庭が続き、どこを見渡しても同じ地球上にある場所とは思えないほど。

タージ・マハルの特徴である総大理石の大きなドーム屋根を遠くから見るのももちろん見どころですが、近づいて見ると細やかな装飾が施されていることに気が付きます。

完璧な左右対称となっている霊廟は真正面から見るのがおすすめ。人が多いですが、なんとか正面から見てくださいね。

逆さタージ・マハルを見よう!

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天気の良い晴れた日には、中庭にある池にタージ・マハルが映り込みます。これが逆さタージ・マハル

写真に収めてみるとその左右対称さが一層際立ち、とても美しい光景です。

水面に映るタージ・マハルは朝一番から8時ごろまでしか見られない特別なもの。アグラに滞在するからこそ見られる素晴らしい景色に出会いに行きましょう。

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タージ・マハルの内部へと足を進めてみましょう。外国人用チケットを持っていれば、並ばずに入場できますよ。

ただし内部は土足厳禁、チケットカウンターで水と一緒に貰える靴カバーを使います。

中にはタージ・マハルを作ったシャー・ジャハーン、そしてその愛妻であるムムターズ・マハルのお墓のレプリカが置いてあります。

あまりの美しさに忘れてしまいそうになりますが、タージ・マハルはお墓。この場所で、かつての王が妻のために造ったものなのです。


愛と悲しみの物語

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タージ・マハルの建設を命じたのは、ムガル帝国の第5代君主、シャー・ジャハーン。

彼には最愛の妻、ムムターズ・マハルがいました。愛妻家であったシャー・ジャハーンですが、ムムターズ・マハルが出産時に亡くなってしまいます。国民は2年の間喪に服し、シャー・ジャハーンも悲しみに暮れました。

ムムターズ・マハルは、生前「死んだ後は後世に残るお墓で眠りたい」と希望していたとされ、シャー・ジャハーンはその願いを叶えるべくタージ・マハルの建築に取り掛かります。

大理石を1,000頭の象を使って運び、2万人もの技師を雇い、世界中から宝石類を集め実に22年もの歳月をかけタージ・マハルは完成します。

あまりの総工費に国が傾いたとする話もあるほど。確かにこれほどまでに豪華絢爛なお墓は世界中を探してもありません。

シャー・ジャハーンはその後、黒の大理石を使ったタージ・マハルを作ろうとしますが、息子に王位を奪われタージ・マハルが見える場所に幽閉されたまま生涯を閉じます。黒のタージ・マハル、見てみたかった気がしますね。

道のりはなかなかに険しいインドの旅ですが、それを踏まえても余りある美しい景色が見られます。

困難を乗り越えてこその感動を味わえる大きな旅になるはず!大きな愛と悲しみの物語を今に伝えるタージ・マハル、その絶景を見に出かけましょう。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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