まさか、アレがないの…?韓国人が日本で大ショックを受けたこと
海外を旅行していると、「これはなに?」と思うような異文化の光景に出会うことがありますよね。日常生活や食文化だけでなく、日本では見慣れないものも少なくありません。
それは日本を訪れた外国人も同じようで、逆に「母国にはあるのに、日本にはないの?」と思うことがあるそう。実際に複数名の韓国人にお話しを聞いてみたところ、「日本にPCバンはないの?」という声が聞こえてきました。
そもそも「PCバン」とは一体何でしょう?今回は韓国のヤングたちに大人気のオンラインゲーム専門店についてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本に「PCバン」ないの?
皆さんはゲームをするとき、どこでプレイしていますか?
PCゲームの場合、ネットカフェや自宅などで楽しむ人が多いと思います。筆者の日本人の友人もPCゲームをする際は「自宅でプレイすることがほとんど」といっていました。
最近では、eスポーツを体験できる「eスポーツカフェ」が日本でも増えてきていて、本格的なゲーミングパソコンがそろえられているため、気軽に立ち寄ってゲームを楽しめる場所が人気を集めているみたいです。
とはいってもまだまだ数は少なく、ネットカフェや漫画喫茶、カラオケといった、街を歩けば見かける施設とまではいかない様子。そんななか、韓国では街中にたくさんの「PCバン」というゲームスポットがあるのだとか。
「PCバン」は韓国人に大人気のゲームスポット
韓国で数多くの店舗が存在している、PCバンというゲームスポット。店内はたくさんのPCがそろえられており、オンラインゲームやチャット、そのほかの用途でも使われるスポットです。
「バン」というのは「部屋・房」を意味する韓国語で、ゲームだけでなく食事も楽しめるのだとか。さらに、ひとりだけでなくカップルや友だちと一緒にプレイできるので、カラオケ感覚で立ち寄れるイメージでしょうか。
学校帰りに立ち寄る韓国のヤングたち
「PCバンという、オンラインゲームができるようなハイスペックPCを安価で利用できる施設があります。日本でいうネットカフェみたいなような場所ではあるけど、皆が学校終わりにオンラインゲームをプレイしに来る場所です」
「韓国はPCバンが多く、数人で気軽に入れることがとても便利です!日本にもあったらとても流行ると思います。ご飯もあるので長時間居座ってしまいますが(笑)」
日本のネットカフェや漫画喫茶と同じように利用できる韓国のPCバン。かなり低価格で提供しているお店も多く、店舗や会員・非会員によって料金は異なるそうですが、1時間あたり1,200〜2,000ウォン(約120〜200円)ほど。
食事の種類も豊富で、お菓子だけでなくラーメンやフライドチキン、ビビンバなどもあるそう。パソコンの画面から注文できるので、わざわざ席を立つ必要もなく、その場所で食べられるので長居しやすい環境が整っているみたいですね。
映画『パラサイト』でも登場するほど、韓国人にとっては身近な存在のPCバン。インターネットの速度がはやいため、好きなアーティストのライブチケットの予約でも利用する人もいるのだとか。
このようにPCゲーム専門店「PCバン」は、韓国の若者に大人気のスポットです。日本ではまだまだ浸透していませんが、今後増えていくかもしれないですね。
ただし、韓国ではゲームにハマってしまう状況が社会問題になっていることも。あくまでもほどほどに楽しんでいきたいですね。
- 参考:内閣府「青少年のインターネット利用環境に関する実態」
- image by:Unsplash
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