実はANAより贅沢?JAL国内線「ファーストクラス」に安く乗る裏ワザ

Array
2022/12/09

空間が広い!普通席と最も違う「座席」

搭乗時は「優先搭乗」が利用できます。これも、車椅子や妊婦など「お手伝いを必要とされるお客様」の次になります。

JAL国内線ファーストクラスの座席。image by:シカマアキ

普通席と最も大きな違いは「座席」です。前後の座席幅(シートピッチ)が約134cmで、普通席が約79cmあるのでほぼ倍の広さ。

また、シート幅も、ファーストクラスが約51cm、普通席が約41~44cmです。座った瞬間に「広い!」と実感でき、前後左右に人が座っていても窮屈感はまったくありません。

JAL国内線ファーストクラスの座席。image by:シカマアキ

USBポートやAC電源も完備、テーブルも余裕があるほどの大きさ。マッサージ機能を備えた座席もあります。座席モニターの15.6インチも、国内線最大級とのこと。

高級旅館の料理並み!機内食のレベルの高さ

そして、機内食も提供されます。毎月、日本の都道府県ごとのメニューで朝食、昼食、夕食でメニューが異なり、月に3回そのメニューがそれぞれ変わります。

陶器に盛り付けられた料理はしっかり温められていて、安っぽさはゼロ。盛り付けられた、見た目の美しさにいつも感動します。

JAL国内線ファーストクラスのドリンク。image by:シカマアキ

味も素晴らしく、まるで高級の料理旅館で味わう料理のようです。ドリンクの種類も普通席より多く、アルコール類は日本酒やビール、焼酎やワインなどがすべて無料で飲むことができます。

機内食で気を付けたいのは、フライト時間が短い路線だと慌てて食べないといけないこと。例えば、羽田〜伊丹線だと、約1時間のフライト時間で、上空での水平飛行の時間は20~30分ほどしかありません。

できれば、羽田〜那覇などフライト時間がやや長い路線で乗るほうが、機内食をじっくり味わうことができます。


ファーストクラスの運航路線と運賃、最も安く乗れる方法は?

JALの国内線ファーストクラスの運航路線は以下です。

  • ・東京(羽田)=大阪(伊丹)、福岡、札幌(新千歳)、沖縄(那覇)
  • ・大阪(伊丹)=沖縄(那覇)

気になる運賃はというと、2022年12月14日(水)の便を例にみてみましょう。

羽田〜福岡線の場合、ファーストクラス大人普通運賃は最安値で5万8,430円です。前日・3日・7日前までの購入で割引になる特便割引7を使用すると4万780円。株主優待券を使った割引で3万4,480円。

ちなみに普通席だと大人普通運賃は最安値が4万8,430円です。特便割引7だと3万780円程度、株主割引で2万4,480円(どちらも2022年12月2日時点)。

また、ファーストクラスに当日空席がある場合、路線によっては普通席からは1万円、または1万2,000円で乗ることができます。

先得割引での予約などによっては、搭乗当日のアップグレードだと安く乗車することが可能です。ただ、ファーストクラスはもともとの座席数が少ないうえ、ビジネス利用で人気があります。

事前に確実に予約したいなら、特便割引や株主割引などを利用すると、普通運賃より安く乗ることができるでしょう。

国際線のファーストクラスは、東京〜ロンドン、ニューヨークなどだと往復200万円以上し、割引運賃も基本ありません。

もちろん極上の体験ができることは事実ですが、マイル特典以外でその金額を支払うことができる人は極めて少ないでしょう。国内線のファーストクラスであれば、国際線とは搭乗時間もサービスも異なるものの、国内最高レベルのサービスが堪能できます。

当日の空港でのアップグレードであれば、プラス1万円程度。国際線よりも気軽に乗ることができるファーストクラス、一度ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

  • 参考:JAL「当日アップグレード料金
  • image by:シカマアキ
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
いま読まれてます

ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

Website / Twitter / Instagram

エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
実はANAより贅沢?JAL国内線「ファーストクラス」に安く乗る裏ワザ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます