あの世への道に、最強の縁切り神社も。伝説が残る京都の名所6選

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2022/06/18

出会ったら命を落とす?百鬼夜行の通り道「一条妖怪ストリート」

image by:photolibrary

平安時代から室町時代にかけての伝説に登場する「百鬼夜行」。『今昔物語』や『宇治拾遺物語』などの説話集に登場する他、絵巻などの題材にもされています。

妖怪たちが一列になって練り歩く百鬼夜行は、出会うと命を落とすといわれ、貴族も町民も暗闇を歩くのをとても怖がったのだとか。

そんな百鬼夜行の通り道と伝説が残るのが「一条通り」です。一条通りにある大将軍商店街は「妖怪ストリート」として年に一度、現代版の百鬼夜行が行われる場所でもあります。

毎年10月に行われる「妖怪仮装行列」は、商店街の雰囲気と相まってコスプレの域を遥かに超えたクオリティと大評判。SNSなどでも注目大!

百鬼夜行の時期以外でも通りのあちこちに妖怪の人形が置かれ、歩いているだけでも楽しめます。

  • 大将軍商店街 一条妖怪ストリート
  • 京都府京都市上京区一条通
  • 公式サイト

日本三大怨霊を祀る「北野天満宮」

image by:Serg Zastavkin/Shutterstock.com

昔の日本では恨みや心残りを持ったまま亡くなってしまった人は「怨霊」になると考えられていました。

マイナスな気持ちを強く持ったまま亡くなった人の怨霊は、生きている人々にさまざまな厄災をもたらすものと信じられていたのです。

「日本三大怨霊」のひとりに数えられる菅原道真を祀っているのが「北野天満宮」。神童と呼ばれ、出世街道を走っていた菅原道真は無実の罪をきせられ左遷され、太宰府で亡くなってしまいます。

その後、天皇家や宮廷内に死亡者が多発したことから菅原道真の怨念のせいと考えられるようになり、その怒りをおさめるために北野天満宮を建立して祀られました。


現在の菅原道真は、学問の神様として信仰を集めています。北野天満宮も怖い印象は全くなく、怨念をおさめるために建立された神社とは思えない美しい観光スポットです。

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