あの世への道に、最強の縁切り神社も。伝説が残る京都の名所6選

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2022/06/18

長い歴史を持つ日本には、全国のあちこちに都市伝説や噂とよく似た「言い伝え」が存在しています。

願いが叶う、宝くじが当たる、恋が実るなど、ポジティブな言い伝えもあればその反対もあるのが当然。暑い夏、背筋をヒヤリとさせる言い伝えが残る、ちょっとおどろおどろしいスポットへ出かけてみるのも一興です。

今回はさまざまな思いを残していそうな街「京都」のそんなちょっと怖い言い伝えが残るスポットをご紹介します。夏のお出かけの参考にしてみてくださいね。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

悪縁を断ち切る「安井金比羅宮」

image by:Serg Zastavkin/Shutterstock.com

京都では最強の「縁切り神社」と呼ばれているのが「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」です。縁という目に見えない厄介なものを断ち切りたいと願う人々の間ではとても有名。

境内の絵馬掛けどころには執念とも怨念ともつかない願い事の書かれた絵馬がたくさんあり、独特の雰囲気に背筋がヒヤリと。

しかし、安井金比羅宮は「縁切り神社」でありながら「縁結び神社」でもあります。幸せに不要な悪縁を断ち切り、良縁を結んでくれると評判で、縁結びの願掛けに訪れる方も多いのです。

境内にご鎮座する「縁切り縁結び碑」には、願いの書かれた形代がびっしりで、少し異様な雰囲気。人によっては怖いと感じるでしょう。

形代に願いを書き、縁切り縁結び石の中央の穴を通り抜け、そして戻ることで悪縁を断ち切り良縁を結ぶことができるといわれています。

  • 安井金比羅宮
  • 京都府京都市東山区下弁天町70
  • 公式サイト

あの世への道?「六道の辻」

image by:photoAC

この世と死後の世界、いわゆる「冥界」との境目だと平安の人々が信じていたのが「六道の辻(ろくどうのつじ)」です。


清水寺から西に少し進んだ場所にある三叉路の辺りで、現在は「六道之辻」と掘られた石碑が佇んでいる以外は、普通の道路に見えます。しかし実はこの三叉路から先は、昔は死者が運ばれていく場所だったのです。

いまは人が亡くなれば火葬するのが通常ですね。しかし平安時代の日本は火葬ではなく、遺体を野ざらしにし、鳥などの力を借りて自然へと返す「鳥葬」が主流でした。

その鳥葬が行われていた場所のひとつが、この六道の辻の先にあるエリアだったため、この先は死者の世界とされたのです。

六道の辻の近くには冥界へと続く井戸を持つ「六道珍皇寺」や、子どものために飴を買いに来る母親の幽霊がいるとされている「幽霊子育飴」の伝説などが残されています。

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