柳谷観音楊谷寺を徹底解剖!“美と健康”のパワースポット
あじさい、もみじ、陽光桜…四季折々の自然美を満喫
花手水のバリエーションの豊かさにも表れている通り、柳谷観音は四季折々の草花の鑑賞スポットでもあります。これからの季節は、何といってもあじさい。6月初旬から7月上旬にかけて境内に植えられた約5,000株のあじさいが咲き誇る、京都府内屈指の観賞スポットなんですよ。
“あじさい回廊”とも呼ばれる書院から奥之院まで続く回廊や、本堂から奥之院まで続く参道から、ガクアジサイやアナベル、日本古来のヤマアジサイなど、多種多様なあじさいを愛でることができます。
見ごろに合わせて開催される「あじさいウィーク」(2022年6月1日(水)〜6月30日(木)予定)の期間中は、上書院の特別公開や限定御朱印の授与、ワークショップなど、あじさい観賞とともに楽しめるイベントも目白押しです。
例年、寺宝庫で大切に保管されている天皇家から授かった宝物なども特別公開されるのですが、今年(2022年)はそこに初公開のサプライズ品も加わる予定!
「最近お寺の中で見つかったもので、箱書きの読み方は定かではありませんが、『小人團(しょうにんだん)』、つまり“小人のかたまり”を意味するものと思われます。中をご覧になります?」
ご住職のお言葉に甘えて、ひと足先に拝見いたしました。感想をひとことで表すと、摩訶不思議……でしょうか!?(筆者:ホラー耐性高め)確かにサプライズにふさわしい珍品と思われますので、気になる方は寺宝庫の展示もお見逃しなく!
話が少し逸れてしまいましたが、あじさいのほかにも秋は紅葉、冬は椿、春は桜と、四季を通じて自然の美しさに癒されるお寺空間です。
書院に面した京都府指定の名勝庭園「浄土苑」や、上書院のそばに設けられた水琴窟(心琴窟)に触れながら、自然の彩りや音色に心を寄せてみましょう。
身も心もピカピカに!多彩な体験メニュー&御朱印コレクション
お寺で体験といえば写経や写仏が定番ですが、柳谷観音ではそれらに加えて観音様のご利益にちなんだユニークな体験メニューが多数用意されています。
特に女性の支持を集めているのが、月2回だけ上書院で開かれるアロマサロン「Gokan+(五感プラス)」。
今年の7月で8年目を迎えるこちらのサロンでは、アロマケアと美容温灸鍼を融合した美心眼セラピーや、全メニューに眼精疲労ケアを組み入れた、眼病にご利益のあるお寺ならではのプレミアムな施術を受けられます。
名勝庭園の美しい眺めと澄み切った空気、そしてアロマの香りに包まれながら、セラピストによる心地よい施術を受けるひと時は「まさに極楽!」と大好評。
つらい肩こりでお悩みなら「肩&眼精疲労ケア(約40分/7,500円)」、背中や肩甲骨周りがお辛い方なら「背面+眼精疲労ケア(約60分/11,000円)」というふうに、自分に合ったメニューを選べます。開催日や予約方法などはホームページでご確認くださいね。
「Gokan+」について詳しくはこちらの記事をチェック!
花手水のパイオニア・柳谷観音ならではの「押し花朱印つくり My花手水キット(1,000円)」も人気。空のつくばいに季節の花びらをあしらっていくと、世界でひとつだけのMy花手水付き、押し花朱印ができちゃうんです!
御朱印といえば、柳谷観音は御朱印のバリエーションがとにかく豊富。定番だけでも5種類、ご縁日などの期間限定御朱印は合わせて7種類あります。来るあじさいウィークの期間中も、ステキな限定御朱印&限定御朱印帳がお目見えしますよ〜。
ちなみに取材時に出合ったのは、花まつり限定の御朱印。わが御朱印コレクションのなかでもひときわ華やかでかわいい一枚です。
ご利益あり、花手水あり、イベントありと、本当にいろいろな楽しみが詰まっていて、訪れるたびに新しい発見や感動がありそうなお寺だなぁ〜と改めて実感!お寺の「型」にはまらない、斬新な取り組みを続けておられるご住職の想いをお聞きしました。
「当山は昔から参拝によってご利益のあった方々のご寄付に支えられてきました。先人から受け継いだこのお寺を次の時代につないでいくために、私たちが目指しているのは幅広い世代に愛される、何度でも足を運びたくなるお寺です。花手水やあじさいなどをきっかけに、当山の歴史や自然、そして観音様のご利益に触れていただけたらうれしく思います」
何で行く?柳谷観音のアクセスまとめ
まだ柳谷観音へ行ったことがない方のために、詳しいアクセス方法をご案内しましょう。電車の最寄駅は、阪急長岡天神駅もしくは西山天王山駅。ただし、各駅から徒歩で約1時間の道のりなので、時間や体力にゆとりのないときはタクシー利用がおすすめ。
また、毎月17日のご縁日に限り、阪急西山天王山駅東口、JR長岡京駅西口の2カ所と柳谷観音を結ぶシャトルバス(片道300円)が約30分間隔で運行します。各駅前に立てられる柳谷観音ののぼりが乗降場所の目印です。
マイカーで向かう場合は、長岡京インターチェンジ(京都縦貫自動車道)を降り、そのままずんずん山のほうへ。10分ほどで道が開け、柳谷観音の看板や建物が見えてきます。道中は急カーブが多く道幅も大変狭いので、くれぐれも安全運転でお願いします!
■■INFORMATION■■
柳谷観音 楊谷寺
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
TEL:075-956-0017
拝観時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)
拝観料:500円 ※あじさいウィーク(6月1日〜6月30日)期間中は、700円(高校生以下、無料)、上書院・寺宝庫800円
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青もみじやあじさいの名所をめぐりながら、特別な御朱印をいただきに行きませんか?京都西山 竹の里・乙訓エリアにある柳谷観音楊谷寺を含む複数の神社仏閣にて、期間限定の特別御朱印が授与されます。(一部除く)
期間:令和4年5月14日(土)~7月31日(日)
詳しくは、こちらのURLをクリックください。
★御朱印めぐりには、もうひとつの京都周遊パスが便利
竹の里・乙訓周遊パス:1日乗車券500円(大人・小児同額)
販売期間:2022年4月28日(木)~2023年3月20日(月)※売り切れ次第販売終了
詳しくは「もうひとつの京都周遊パス」で検索
- source:KYOTO SIDE
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