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柳谷観音楊谷寺を徹底解剖!“美と健康”のパワースポット

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2022/06/02

京都盆地の南西部・西山の山中にある柳谷観音 楊谷寺(やなぎだにかんのんようこくじ)をご存じでしょうか?

眼病平癒のご利益で古くから知られる京都屈指の古寺で、近年SNSで話題の「花手水(はなちょうず)」をはじめ、これからが見ごろのあじさいやオリジナルの御朱印、さまざまな体験イベントも楽しめる魅力満載のお寺なんですよ。

今回はそんな柳谷観音 楊谷寺にスポットを当て、参拝プラスαの楽しみ方をたっぷりご紹介。アイデアと行動力でお寺の未来を切り開く、現住職ご夫妻の想いもお聞きしました!

【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください
・屋外の活動も慎重にしてください
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください

1200年の歴史を紡ぐ、祈りと信仰の聖地

柳谷観音 楊谷寺(以下、柳谷観音)の始まりは、今から1200年以上前の806年(平安時代初期)。清水寺を開山したことで知られる延鎮(えんちん)僧都が、夢のお告げを受けて西山の渓谷で眼病に霊験あらたかな十一面千手千眼観音菩薩を見つけ、それをお堂に祀って「楊谷寺」と名付けたとされています。

境内の一角には、創建まもないころに弘法大師空海の祈祷によって眼病平癒の霊水になったと伝わる「独鈷水(おこうずい)」も。この水で目を洗うと眼病が治るという言い伝えがあり、かつては天皇家にも献上されていたそうです。

天皇をはじめとする身分の高い方々も信仰していた由緒あるお寺とあって、境内の広さも建物の造りもとても立派!山の斜面に沿って、本堂、上書院、奥之院など大小さまざまな堂宇が連なります。

所々に稲荷社や弁天社などのお社があるのも、柳谷観音の大きな特徴の一つ。明治時代に神仏分離令が出されるまでは一般的だった、神様と仏様を一緒にお祀りする日本古来の祈りの形を今に伝える全国でも珍しいお寺なのです。

さまざまな神様・仏様がいらっしゃるので、得られるご利益も多彩なんですよ〜!その一部をご紹介しましょう。

・びんづるさん


本堂左側に安置されている、お釈迦様の弟子の像。いわゆる撫でぼとけ。患部と同じところに触れると、神通力によって治るとか!?

・正一位眼力稲荷大明神

伏見稲荷大社より勧請された、楊谷寺の守り神。仕事や学業などで迷った時に役立つ「先見の明」を授けてくれるそう。

・淀殿弁天堂

柳谷観音を厚く信仰した淀殿(豊臣秀吉の側室)ゆかりのお社。美顔・美心、芸能上達のご利益があります。

・愛染堂 あいりきさん

愛情と情欲を司る愛染明王を祀り、縁結びや夫婦円満のご利益あり。像の頭を撫でながら願い事を伝えましょう。

このほか、子授け・安産、健脚、子供の幸福など、人生のいろいろな場面で頼りになる神様・仏様がおそろいです。ご本尊の十一面千手千眼観音菩薩は毎月17日のご縁日のみ特別開帳されるので、お姿を拝見したい方はその日をねらってお参りを。

SNSで大ブレイク!「花手水(はなちょうず)」誕生秘話

はるか昔から人々の心の拠り所となってきた柳谷観音ですが、市街地から離れていることもあり、観光目的で訪れる人の数はそれほど多くはなかったそう。ところが近年、その状況が一変。若い女性を中心とした観光客が急増しているのです。

そのきっかけとなったのが、四季の草花を手水鉢に浮かべた「花手水」。2017年、住職夫人で執事の日下恵さんが境内に咲く花を手水鉢に浮かべた様子をSNSにアップしたところ、「かわいい!」とたちまち話題に。

「楽しみに来てくださる皆さんの思い出の場所になれば」と、境内5カ所の手水舎・手水鉢に定期的に花を生けるようになりました。

「花手水という言葉自体は昔からあって、本来は野外で手を清める際に草花を代用する行為を指します。それを踏まえて当山では、“草花を浮かべた手水鉢”をわかりやすくお伝えするためにその言葉を用いるようになったのですが、まさかこんなに定着するとは思いませんでした(苦笑)」

このように名称の由来を教えてくださったのは、ご住職の日下俊英さん。妻の恵さんとともに毎回テーマを考え、花手水のお世話をされています。

上のラブリーな花手水は、なんとご住職の作!

美しく生けるコツはずばり、「乙女の気持ちになること」。頭で考えるのではなく、美しいもの、かわいらしいものを慈しむ女性らしい心持ちで生けているそうですよ。おうちにある器などで花手水を再現する時も“乙女の気持ち”を忘れずに。

花手水は花の種類にもよりますが、夏は約3日、春秋は約1週間、冬は2週間ほどで入れ替えられます。「花の状態などによって生けられない場合もあるので、当山のホームページやSNSで最新状況を事前にチェックしておくことをおすすめします」とのことでした。

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