飛行機の「プレミアムエコノミー」は乗る価値あり?他クラスと比べてみた
プレミアムエコノミーの運賃は?マイルや直前割引がお得
エコノミークラス/プレミアムエコノミー/ビジネスクラス、その最大の違いは「運賃」といえるでしょう。一例を挙げると、コロナ禍前である2019年時点では、国際線のちょっと遠い路線の往復でザっと10万円/20~25万円/35~50万円という感じでした。
プレミアムエコノミーをできる限り安く利用する方法がいくつかあります。例えば「マイルを利用してアップグレード」です。
もしマイルが貯まっていれば、エコノミークラスの運賃にマイルを足すだけで快適なフライトになります。
プレミアムエコノミーをマイルだけで乗ることも航空会社によっては可能。ただ、最安運賃だとマイルでアップグレードできない場合もあるので注意しましょう。
出発前に、プレミアムエコノミーの座席を格安の追加料金で販売することもあります。その1つの手段が「オークション」方式。自分が支払うことができる金額で入札し、落札できればその金額でアップグレードが可能です。
残席状況や路線、時期などにより、入札金額のレートは異なります。格安で入札できればラッキーです。
さらに、チェックイン時にプレミアムエコノミーやビジネスクラスの座席をさらに格安で販売することも。ここで出る金額がほぼ最安値です。
オンラインチェックインの場合はWEBやアプリで、空港のカウンターで販売されていることもあります。あくまで空席がある場合のみで、繁忙期などは期待できないので要注意です。
「エコノミー以上ビジネス未満」でコスパ考えて利用が吉
航空会社各社とも近年、プレミアムエコノミーに力を入れている印象があります。昔はエコノミークラスの延長といったイメージだったのが、はっきりと区別するようになりました。
ただ、過度の期待は禁物です。その言葉通り、エコノミーがちょっとプレミアムになった程度と考えるのが無難。
機内でフルーツを注文してバナナ1個をポンとテーブルに置かれた時に、ビジネスクラスとは大きく違うのを実感させられました。ラーメンも陶器でなく、カップ麺です。
空いていれば、エコノミークラスのほうがコストパフォーマンスは上。しかし、満席に近い状況だと、窮屈なエコノミークラスよりも快適で、フライトの疲れが全然違ってくるのも間違いありません。
国際線中長距離線では、決して安くはないプレミアムエコノミー。だからこそ、費用対効果(コスパ)を考え、上手に使いこなすのが正解です。
- image by:Emerson Gomes/Shutterstock.com
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