飛行機の「プレミアムエコノミー」は乗る価値あり?他クラスと比べてみた
飛行機で、エコノミークラスとビジネスクラスの中間にあたる「プレミアムエコノミー」が、航空各社で定着した感があります。
ビジネスクラスほど高くはないけれど、エコノミークラス以上のサービスが受けられ、なにより座席が良い。日本国内線でわかりやすくいうと、JALの「クラスJ」が該当するでしょう。
実際のところ、プレミアムエコノミーは良いのかイマイチなのか。いくつかの航空会社でプレミアムエコノミーに搭乗経験ある筆者が、実体験をもとにプレミアムエコノミーのメリットとデメリット、ほかの搭乗クラスとの上手な使い分けなどを紹介します。
- いま読まれてます
- >>>最高に美味い「機内食」はどこ?飛行機のプロが選ぶおすすめ航空会社
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
通常のエコノミーと最も違うのは「座席」の広さと〇〇
まず、プレミアムエコノミーとエコノミークラスで最大の違いは「座席」です。エコノミークラスの座席よりも広く、シートピッチ(前後の座席間隔)にも余裕があります。
ただでさえ狭いエコノミークラスと比べて少しでも広いと、座り心地はまったく異なります。足を乗せることができる「フットレスト」が装備されている航空会社も多く、これがあるとフライトが快適になります。電源が全席に付いていることも。
似たような座席で、「エコノミーコンフォート」もあります。ただこれは、プレミアムエコノミーとは違うと考えたほうが良いです。
座席そのものはエコノミークラスと同じ。ただ割高なのは、シートピッチが若干広いこと、歯ブラシなどが入ったアメニティポーチがもらえるなど。提供されるサービス内容は、あくまで航空会社によって異なります。
国際線長距離路線でも1席に付きプラス10,000円程度と、プレミアムエコノミーより安価。わざわざ追加料金を支払う人が少なくて空いている確率が高い、前方座席で降機時に早く降りられるというのもメリットの1つです。
「機内食」がエコノミーと微妙に違う航空会社もある
「機内食」は、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは基本的に同じ。航空会社によって食器がプラスチックでなく陶器だったり、デザートが違かったりすることはあります。
エコノミークラスより前方の座席なので、機内食のメインが「チキン」「魚」などが最初に選べるのもメリットといえるでしょう。最後のほうに配られると選択肢がない場合も多々あるからです。
また、2回ある機内食の間に、軽食が選べることも。シンガポール航空の場合はサンドイッチ、ANAやJALではカップ麺などが無料で提供されました。いずれも、エコノミークラスにはないサービスでした。