日本が誇る大迫力な造形美。お城ファンが選んだ、全国「推し城」ランキング
第19位 江戸城/東京都千代田区
明治以降は皇居となった「江戸城」。江戸期に規模(城域)は、千代田区と中央区の一部が収まるほどのものでした。現在、皇居一般参観は午前と午後の1日2回、富士見櫓下や宮殿東庭、正門鉄橋まで行くことができます。
- 江戸城(江戸城跡)
- 東京都千代田区千代田1-1
- 公式サイト
第18位 高知城/高知県高知市
「高知城」は山内一豊により1601~1610年、およそ10年の歳月をかけて築城されました。同城は天守と本丸御殿、大手門が両方とも残されています。天守は高知市内の様々な場所から望むことができ、市のシンボルです。
このほか石垣の排水機能である「石樋」、本丸と二の丸の間の堀切にある「詰門」など珍しいものも見どころのひとつ。また、往時をしのばせる多くの遺構が残されています。
- 高知城
- 高知県高知市丸ノ内1丁目2-1
- 公式サイト
第17位 首里城/沖縄県那覇市
琉球王国独自の文化を反映した朱色(赤色)の建物が特徴の「首里城」。政治、軍事の拠点としてだけでなく、信仰の聖地としての役割も果たしていました。
同城に関しては2019年に正殿や北殿などが焼失しましたが、現在は復興への取り組みが進められています。
- 首里城公園
- 沖縄県那覇市首里金城町1-2
- 公式サイト
第16位 月山富田城/島根県安来市
島根県の「月山富田城」は、鎌倉初期に出雲守護として佐々木義晴が入城し、出雲の中心として機能を開始。その後、戦国時代の尼子氏の居城として最盛期を迎えました。そして、吉川家を経て、1611年に堀尾吉晴が拠点を松江に移すまで政治・軍事の拠点に。
本丸が184mの高地に設けられた山城で、本丸までには7つ折りの道を上っていく必要がありますが、ハイキングコースとしても適しています。建物などはありませんが、石垣や堀切、石垣の一部などの遺構も。また、本丸跡からは近くの町、遠くに日本海が望めます。
- 月山富田城(月山富田城跡)
- 島根県安来市広瀬町富田
- 公式サイト
第15位 小田原城/神奈川県小田原市
「小田原城」は戦国時代、北条氏の居城であり、江戸期には江戸の南西の守りとして整備されました。現在、天守やさまざまな門(同門、常盤木門など)などが再建されています。
さらに西側には北条氏の時代の遺構も残されているのが特徴です。天守閣は展望台となっており、小田原市、相模湾を望むことができます。
- 小田原城
- 神奈川県小田原市城内
- 公式サイト
第14位 会津若松城/福島県会津若松市
「会津若松城」は会津藩の居城で、別名「鶴ヶ城」と呼ばれています。戊辰戦争後、1874(明治7)年に取り壊されましたが、1965(昭和40)年に天守、2001(平成13)年には天守に続く建物「干飯櫓・南走長屋」が江戸時代の工法・技術を用いて復元。
2011(平成23)年には、冬の凍結にたえるために釉薬を表面につけて焼成した赤瓦への葺き替えも行っています。また、同城を含む鶴ヶ城公園内は約6万9,000坪の敷地を持ち、国の史跡に指定されています。
- 会津若松城(鶴ヶ城)
- 福島県会津若松市追手町1-1
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第13位 松江城/島根県松江市
江戸初期に出雲・隠岐2カ国を所領した堀尾吉晴の居城として建設された「松江城」。同城の見どころは何といっても数少ない現存天守です。
天守は、漆黒、四重五階で、築城の名手といわれ堀尾吉晴の手によるものだけに、戦国の遺風を残すものとなっています。2015年には、城郭としては63年ぶりに国宝指定されました。
また、石垣にも注目。石工集団の穴太衆による野面積みや打込接(うちこみはぎ)の石垣は当時の技術の高さに関心させられます。
- 松江城
- 島根県松江市殿町1-5
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第12位 松山城/愛媛県松山市
「松山城」は「賤ケ岳の7本槍」で知られた、加藤嘉明が25年を費やして築城した壮麗なものでした。天守のほか、櫓、門、塀などが現存しており、天守、6基の櫓、門7棟、塀7枚が文化財に指定されています。
同城の天守は、本天守と3基の小天守が渡櫓によって繋がった「連立式天守」が特徴。この天守が築かれたのは1854(安政元)年。築城当初のものは18世紀後半に焼失していましたが、70年ぶりに再建が許されたものです。
また、小天守は明治時代に焼失しました1968(昭和43)年に再建されました。その後も平成4(1992)年にかけて再建が進められ、現在の形となっています。
- 松山城
- 愛媛県松山市丸之内1
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第11位 山中城/静岡県三島市
静岡県の「山中城」は、土の城として最も有名といっても過言ではありません。戦国時代、小田原城の南の抑えとして築かれたものです。
城内の堀には、自由に動けないように障壁(土塀)である「障子堀」(もしくは堀障子)を設けています。その堀の形が「ワッフル」のように見えることで知られています。
同城に関しては、2018年からは整備のためのクラウドファンディングが開始。その返礼品として期間限定で名前が書かれた旗が飾られたり、堀底に入れるイベントが実施されています。
- 山中城(山中城跡)
- 静岡県三島市山中新田410-4
- 公式サイト