宇治市を一望できる!市役所メシ〜宇治市編〜
気になるランチのお味は?
森川さんのイチオシは。取材用に特別に作っていただいた「チキン南蛮」。職員さんの人気ナンバー1のメニューなんですって。
「出てたら絶対、選びますね」と森川さん。「お肉が柔らかくて食べ応えもあります。ソースにはマヨネーズとピクルスが入っているのかな? このソースも美味しいんです」。ちなみに「豚しゃぶ」も人気だそうですよ。
一方、榮さんが選んだのは「茄子と豚肉の減塩味噌炒め」。定食に付く味噌汁は塩分控えめで1gしか入っていないそうです。
「ピーマンやゴーヤ、キャベツなど夏野菜がたっぷり食べられるのが嬉しいんです」。そう、宇治市役所食堂の魅力は減塩で野菜がたっぷり食べられること。家ではなかなかたくさんの野菜が摂取できないという方にもピッタリですね。
月に1回、宇治市オリジナルの「適塩ランチ」ってどんなもの?
通常ですとB定食は冷やし中華や親子丼など麺や丼ものがメインなのですが、毎月3日は地元の食材を使った「京やましろ産 ごちそうさんの日」、6日は「オム(06)の日」で、ふわとろオムレツが登場。そして19日は「適塩ランチ」が提供されます(曜日の関係で前後する場合あり)。
この「適塩ランチ」は宇治市のオリジナル。宇治市では高血圧関連の病気による医療費が高くなっていることから、平成29(2017)年より榮さんが所属する健康づくり推進課が、自分の身体に適した量の塩を取る「適塩」運動を進めているのだそうです。
こちらが6月の「適塩ランチ」。豪華~!適塩ときいて、なんだか味気ない質素なランチをイメージしていたのですが(失礼)、ごめんなさい。
メニューは胸肉を使ってカロリーを抑え、酢で味付けした揚鶏ピクルスソースかけ、雑穀米とミックスビーンズの彩りサラダ、小松菜と切干大根のお浸し、麦ごはん、味噌汁。
こんなにも華やかなランチなのに1食分の塩分摂取量は1.8g、カロリーは638kcalだなんて驚きです(ちなみにラーメンの塩分量は通常7~8g)。
こんなにも塩分控えめなのに、どうやって美味しく作っているのでしょうか。メニューを考案している株式会社 典座の佐藤陽介社長にお伺いすると、出汁や七味唐辛子、酢などを使い、醤油や塩を多用しなくても満足度を上げるように工夫しているのだそうです。
宇治市役所1階にある健康づくり推進課では、宇治市役所食堂のように酢やスパイス、隠し味に豆乳などを使った「適塩のコツ」や「適塩レシピ集」が配布されています。これは欲しいかも!
宇治市のHPからPDFをダウンロードすることもできますよ。
さて、宇治市役所の職員さんが食べているランチはいかがでしたでしょうか。一般の方も入れるので、散歩の際に立ち寄ってランチを食べる宇治市民も多いそうですよ。
眺めも最高ですし、なによりカロリーと塩分控えめなのも嬉しいところ。観光客の皆さんも、宇治観光の折のランチに、ぜひ訪れてみてくださいね。
■■INFORMATION■■
宇治市役所食堂
住所:京都府宇治市宇治琵琶33 8階
営業時間:11:30~13:45
定休日:土・日曜/祝日
- source:KYOTO SIDE
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