全裸放送が当たり前!?アメリカ人がショックを受けた「欧米」文化の違い
冷たいドリンクに氷が入っていない!
ヨーロッパを旅行しているアメリカ人が感じるギャップのひとつに「氷の有無」もあるようです。
冷たいドリンクに氷は不可欠、あるいは入っていておかしくはないと日本人の多くも思っているはず。しかし、ヨーロッパに行くと、冷たい飲み物に氷が入っていないケースが普通にあります。
この点を、不思議に感じるアメリカ人は多いみたいで、米ニューヨークタイムズに「Why Do Russians Hate Ice?(なんで、ロシア人は氷が嫌いなの?)」というコラムを書いた人がいました。
「Why Don’t Other Countries Use Ice Cubes?(なんで、ほかの国々は氷を入れないの?)」という記事も、ワシントンD.C.のスミソニアン協会が発行する「スミソニアン」で取り上げられています。
アメリカ人が氷を好む理由は「『多ければ多いほどいい』と考えるアメリカ人のメンタリティにある」と記事を書いた著者は指摘していました。
では、なぜ氷が入っていないのでしょうか。もちろんヨーロッパでも国によって異なりますが、フランスやドイツでは氷が溶けてドリンクが薄まってしまうから氷を入れないケースがあるそう。
ただし気温が高いエリアに行くと、ドリンクにたくさんの氷が入っていたり、逆にそこまで暑くない国では常温で紙パックのドリンクを提供することがあります。不思議な文化的ギャップですね。
朝からビールを飲む人が多い
続いては、「朝からビールを飲む人が多い」ことについて。この意見については多少の地域差・個人差があると思います。
ただ、アメリカで大人気の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」の投稿を引用したBuzzFeedの記事には、朝の6時ごろから公園の売店でビールを買って飲めるドイツの環境が驚きをもって紹介されていました。
国民1人当たりのビール消費量を調べたキリンの調査を見ると、世界で最もビールを飲む国民はチェコの人たちで、オーストリア、ポーランド、ルーマニア、ドイツが続きます。その調査によると、アメリカは17位。ちなみに日本は53位です。
その意味で、平均的なアメリカ人が東欧の国々、あるいはビールの本場であるドイツに訪れると、いつも飲んでいる(朝から飲んでいる)印象を受けるかもしれません。
筆者も現に、ビール消費の多い国に訪れ、その国の人たちが朝から飲んでいる姿を現地取材で目撃しています。
もちろん、アメリカも広いです。州によってビールの消費も違っていて、多い場所はモンタナ州やニューハンプシャー州などがあり、逆に少ない場所はニューヨーク州やニュージャージー州などです。
このようにアメリカでもビールの消費量はエリアによって異なりますが、「ポートランド(オレゴン州)の人は朝から酒を飲んでいる」といった現地人の証言を紹介しているメディアもあります。
その意味で、朝から飲んでいる人はアメリカでも間違いなく存在するはず。
ですが、ある民間の調査によると午前10時前にアルコールを飲む行為に対して、「後ろめたい気持ちを持たないアメリカ人」は、全体の10%しか存在しないとされています。要するに、朝から飲む人はアメリカでは少数派なのですね。