「お礼」はNG?日本とは違う、中国人の前でやってはいけないこと
プライベートのことを聞いてはいけない
「初対面の人に身内の人のこと聞くのは、礼儀としてよくないと聞きました。例えば『兄弟はいる?』とか『両親はどんなお仕事をしているの?』とか」(中国在住の日本人・20代)
仕事とプライベートは別もの。それは日本も中国も同じですが、家族構成など仕事に関係のない話は聞いてはいけないようです。
時間が経ってお互いが打ち解けたころに、差し支えのない程度に相手のプライベートを少し聞くならまだしも、初対面で根掘り葉掘り聞くのはマナー違反でもあります。お互いの個を尊重し、詮索するような行動は避けたいですね。
お礼の品を送ってはいけない
「中国人からお礼の品物をもらったあと、さらにお礼のプレゼントを贈ってはいけません。中国人にとっては、あげたものを返されたという意味になるため、すごく不愉快らしいです」(中国在住の日本人・30代)
日本では何かをプレゼントされると、お返しをすることが少なからずありますよね。結婚祝いを頂いたときにはお返し(内祝いなど)をしたり、相手へのお礼の気持ちを込めてプレゼントを考えたりすることもあるはず。
しかし中国では頂いたものに対して、お礼の品を贈ってはいけません。仮にお返しをすると、その人を避けている印象を与えてしまうのだとか。お礼の品を渡したり、何度もお礼をしたりすると、関係を終わらせたいと捉えられる恐れがあるのです。
ちなみに中国では贈ってはいけないアイテムがあります。例えば恋人同士では「靴」や「ハンカチ」など、「逃げる」や「泣く」を連想させるアイテムはタブーとされているそうですよ。
このように日本人からすると当たり前と思ってしまうようなことでも、中国ではやってはいけないケースも珍しくありません。とくにプレゼントに関してはかなり日本と考え方が異なるのではないでしょうか。
もちろん中国以外にも世界と日本の違いはたくさん。その違いを知ることで、また新しい世界が見えてくるのではないでしょうか。
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