日本国内で最高の「空港」はどこだ!?絶品グルメに絶景etcプロが徹底解説
日本最東端の「中標津空港」はターミナル内で木の温もり
一方、ターミナル内で「自然」が感じられるのが、北海道東部にある「中標津空港」です。実はこの空港、日本最東端の空港で、羽田からの直行便もあります。
空港周辺には、世界自然遺産の知床、摩周湖など観光スポットが点在。外観はいたって普通ですが、館内はいたるところで木の温もりが感じられる日本初の木造ターミナルビル。
酪農王国らしく乳牛のオブジェも合わせ、のんびりした空気感は最高です。
不便な地方空港の中でもバス多い「新潟空港」デッキもレア感あり
多くの地方空港は「市内までの公共交通機関が高くて少ない」「ターミナル内の施設がイマイチ、しかも高い」など、都市部の空港と比べるとデメリットが多いのも事実。実際に利用するとその不便さを実感します。
その中でも、「新潟空港」における市内中心部までのアクセスはまだ良いほう。
例えば、新潟駅まで所要約25~33分、運賃は片道420円。路線バスとリムジンバスの両方が空港へ乗り入れているため、本数が多いのも利便性高し。ターミナル内には、新潟の地酒や名物「へぎそば」が食べられるレストランも。
見学・送迎デッキは有料。しかし、ワイヤーフェンスや網がないデッキはいまや貴重で、日本海すぐそばの開放感ある眺めが楽しめます。
都市伝説も体験できる「松山空港」中心部も温泉も近くて最高!
新潟空港と似たような利便性では、愛媛県の「松山空港」も匹敵します。空港から松山中心部までバスで所要約15~20分、リムジンバスと路線バスが乗り入れ、運賃はリムジンバス700円/路線バス450円(松山空港~松山市駅、片道)です。
中心部から近い道後温泉も、空港から直行で行くことができます。筆者は松山市在住だった頃、この空港と市内が近い便利さを実感していました。
空港内で愛媛の郷土料理である「鯛めし」「さつま汁」「八幡浜ちゃんぽん」などが味わえるほか、かんきつ王国ならでは、伝説のみかんジュース蛇口もあるショップ、今治タオル公式ストアも。
さらに八幡浜と宇和島の「じゃこ天」実演販売、この食べ比べもおすすめです。
数が多いだけでは最高と言い切れない「空港」の楽しみ方
一般的に楽しい空港と言えばやはり、「飛行機の発着が多くてにぎわう空港」なのは間違いないでしょう。
そんな意味でも、都心から近い「羽田空港」や、飛行機撮影のメッカと言われる「伊丹空港」などは、地元では空港のターミナルで1日過ごせるお出かけスポットとしても人気です。
一方で、なかなか足を運ぶ機会のない地方空港でも、近年にリニューアルされて素晴らしい施設に変貌したり、昔からある名物のレストランなどがあったりします。
データなど数字上だけで最高と述べるのは、確かに簡単です。しかしやはり、自分で足を運んで実際に現地で最高だなと感じることこそ大事で、それも旅の醍醐味でしょう。
旅での移動拠点だけにとどまらない空港は、全国に数多くあります。これまでより空港で過ごす時間をやや多めに確保し、空港を探訪してみてはいかがでしょうか。
- image by:シカマアキ
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