日本国内で最高の「空港」はどこだ!?絶品グルメに絶景etcプロが徹底解説

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2023/01/27

日本最東端の「中標津空港」はターミナル内で木の温もり

中標津空港からの眺め。image by:シカマアキ

一方、ターミナル内で「自然」が感じられるのが、北海道東部にある「中標津空港」です。実はこの空港、日本最東端の空港で、羽田からの直行便もあります。

道東にある中標津空港のターミナル内。image by:シカマアキ

空港周辺には、世界自然遺産の知床摩周湖など観光スポットが点在。外観はいたって普通ですが、館内はいたるところで木の温もりが感じられる日本初の木造ターミナルビル

酪農王国らしく乳牛のオブジェも合わせ、のんびりした空気感は最高です。

不便な地方空港の中でもバス多い「新潟空港」デッキもレア感あり

多くの地方空港は「市内までの公共交通機関が高くて少ない」「ターミナル内の施設がイマイチ、しかも高い」など、都市部の空港と比べるとデメリットが多いのも事実。実際に利用するとその不便さを実感します。

新潟空港。image by:シカマアキ

その中でも、「新潟空港」における市内中心部までのアクセスはまだ良いほう

例えば、新潟駅まで所要約25~33分、運賃は片道420円。路線バスとリムジンバスの両方が空港へ乗り入れているため、本数が多いのも利便性高し。ターミナル内には、新潟の地酒や名物「へぎそば」が食べられるレストランも。

新潟空港の見学・送迎デッキ。image by:シカマアキ

見学・送迎デッキは有料。しかし、ワイヤーフェンスや網がないデッキはいまや貴重で、日本海すぐそばの開放感ある眺めが楽しめます。

都市伝説も体験できる「松山空港」中心部も温泉も近くて最高!

新潟空港と似たような利便性では、愛媛県の「松山空港」も匹敵します。空港から松山中心部までバスで所要約15~20分、リムジンバスと路線バスが乗り入れ、運賃はリムジンバス700円/路線バス450円(松山空港~松山市駅、片道)です。

愛媛・松山空港。image by:シカマアキ

中心部から近い道後温泉も、空港から直行で行くことができます。筆者は松山市在住だった頃、この空港と市内が近い便利さを実感していました。


松山空港にある蛇口みかんジュース。image by:シカマアキ

空港内で愛媛の郷土料理である「鯛めし」「さつま汁」「八幡浜ちゃんぽん」などが味わえるほか、かんきつ王国ならでは、伝説のみかんジュース蛇口もあるショップ、今治タオル公式ストアも。

さらに八幡浜と宇和島の「じゃこ天」実演販売、この食べ比べもおすすめです。


数が多いだけでは最高と言い切れない「空港」の楽しみ方

一般的に楽しい空港と言えばやはり、「飛行機の発着が多くてにぎわう空港」なのは間違いないでしょう。

そんな意味でも、都心から近い「羽田空港」や、飛行機撮影のメッカと言われる「伊丹空港」などは、地元では空港のターミナルで1日過ごせるお出かけスポットとしても人気です。

東京国際空港(羽田空港)。image by:シカマアキ

一方で、なかなか足を運ぶ機会のない地方空港でも、近年にリニューアルされて素晴らしい施設に変貌したり、昔からある名物のレストランなどがあったりします。

データなど数字上だけで最高と述べるのは、確かに簡単です。しかしやはり、自分で足を運んで実際に現地で最高だなと感じることこそ大事で、それも旅の醍醐味でしょう。

旅での移動拠点だけにとどまらない空港は、全国に数多くあります。これまでより空港で過ごす時間をやや多めに確保し、空港を探訪してみてはいかがでしょうか。

  • image by:シカマアキ
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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