なぜ今、韓国人旅行客が日本に押し寄せているのか?現地で聞いたホンネとは
韓国系LCCがどんどん増便して訪日旅行を後押し
日本で外国人旅行客の入国が認められて以降、韓国人の訪日旅行が増え続けています。日本便の予約は連日満席続きで、機材の大型化や増便をしても追いつかない状況です。
特に、コロナ禍では主に大韓航空やアシアナ航空など大手航空会社が多かったのが、ここ最近、チェジュ航空やエアプサン、ティーウェイ航空など韓国系の格安航空会社(LCC)が一気に増えました。
LCCはプロモーションを大きく展開し、それに乗って韓国人旅行客が日本へ旅行にどんどん訪れています。
日本の物価が安くて買い物天国!ウォン安でも爆買いできる国
韓国では、コロナ禍でさらに物価が、どんどん上がり続けています。給料なども若干は上がってはいるものの、急激な物価高に苦しむ韓国人もかなり多いとのこと。
一方、日本でも物価が徐々に上がって入るものの、韓国の物価上昇ペースと比べるとまだかなり緩め。
円とウォンの為替はコロナ前とほぼ変わらない水準でも、「日本は安い」と、韓国人旅行客にとってはまさに買い物天国。東京や大阪などで高級ブランド店に並ぶ韓国人旅行客も日本の入国緩和以降、急に増えました。
日本人が悩む間に行動に移す韓国人「まずは日本から」
日本へどんどんとやってくる韓国人旅行客。一方、日本人はというと「そろそろ海外旅行へ行こうかな」と考え始めた段階でしょう。
悩む間に国際線の座席はどんどん埋まり、運賃は高騰。休みが取りづらく、周囲の目が気になり、お金にも余裕がない大多数の日本人には、身近な国への海外旅行すらいまは厳しい状況と言えます。
また、アジアの入国緩和は、欧米などよりも遅れました。台湾や香港も旅行客が入国できるようになったのはごく最近です。
欧米などはウォン安もあり、韓国の物価も上がり続ける中、多くの韓国人にはハードルが高いものがあります。時差もない隣りの国、「まずは日本から」と考える韓国人の日本旅行人気は、しばらく続くことでしょう。
- image by:シカマアキ
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