1泊600円の高コスパで都内から1時間半!千葉県「清和県民の森キャンプ場」レポ

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2023/02/04

自然や歴史を感じる周辺の観光スポットは?

「キャンプに行く!」というと、純粋にキャンプのみを楽しむために、自宅からキャンプ地へ直行するという方もいると思います。

一方で私は、せっかくキャンプに行くのなら、キャンプと共に周辺の観光地などを回るツーリングも楽しみたいと思うタイプなのです。

今回もキャンプ場に行く前に、いくつか周辺スポットをめぐるツーリングを楽しんできました。立ち寄った周辺スポットは、「亀山ダム」「向山・共栄トンネル」「奥米隧道(すいどう)」の3カ所になります。

20世紀遺産に登録された「亀山ダム」

「亀山湖」朱色の橋は、「岩の上橋」image by:梅原慎治
「亀山ダム」image by:梅原慎治

「亀山ダム」と「ダム湖(亀山湖)」は、君津市の次世代に伝えたい「20世紀遺産」にも登録されているスポットです。高い山が少ない千葉県には、大きな堤体を誇るダムが少なく、堤高34.5mの亀山ダムが、千葉県最大のダムとされています。

ダム湖である亀山湖では、釣りやボート遊びなどを楽しむことが可能。朱色のアーチが印象的な岩の上橋が有名で、紅葉の季節には、房総の映えスポットのひとつになることでしょう。

超レアな2階建ての「向山・共栄トンネル」

「向山・共栄トンネル(2階建てトンネル)」image by:梅原慎治

「向山・共栄トンネル」は、2つのトンネルが1つに合体して、2階建て構造になってしまった珍しい素掘りトンネルです。

もともとは「向山トンネル」というトンネルの出口が、写真上段の開口部だったらしいのですが、交通の利便性を考慮して、トンネルを掘り下げて別の出口を作った際、新たなトンネルが「共栄トンネル」と名付けられたそう。

そして、トンネルを掘り下げた際、向山トンネルの出口を埋め戻さなかったために、写真のような2階建て構造のトンネルになってしまったのだとか。なかなか見ることのできない面白いトンネルですよね。


  • 向山・共栄トンネル
  • 千葉県夷隅郡大多喜町葛藤932

横穴がいくつもある「奥米隧道」

「奥米隧道」image by:梅原慎治
奥に光が見える横穴「奥米隧道」image by:梅原慎治

「奥米隧道」は、素掘りトンネルが多く残る房総半島でも、素掘りとしてはかなり長いトンネルです。

現在では、2つのトンネルに分かれてしまっているのですが、昔は1つのトンネルで、その中間が崩れてしまったため、2つのトンネルに分かれた構造となったそう。

トンネル内には、人がかがんで入れるほどの横穴が数カ所あります。そのうちの1カ所は、反対側に光が見えるほどの深いものでした。

ちょっと準備不足で横穴の中にまで潜入することはできなかったのですが、一説によると、トンネル内に溜まった水を排出するために掘られた穴なのだそう。トンネルの脇は渓谷になっていたため、この横穴の出口は、渓谷の壁面なのかもしれませんね。

  • 奥米隧道
  • 千葉県君津市奥米391-1
帰りに立ち寄ったもみじロード(県道182号:富津市)12月中旬でも紅葉が残っていました。image by:梅原慎治

雨の日のキャンプは晴れの日と比べると、設営から始まり、撤収作業や収納、そして帰ってからの片付けなど大変なこともいくつかあります。それでも静かな雨の音を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすのもまた一興。

そして撤収作業のコツを知っておくだけで、キャンプ時間をより充実したものにできるはず。

とくに今回ご紹介した「清和県民の森キャンプ場」では、自然の良さを体感しながら、低価格でキャンプができるので、周辺の名所もめぐりながら楽しんでみてくださいね。

  • image by:梅原慎治
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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埼玉県生まれ、都内在住のツーリングライター。主に関東近郊を走り周り、美味しい物や良い景色などを見つけて楽しんでいる。

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