ライダーや初心者にもおすすめ。ダム湖の畔にあるキャンプ場で癒しの時間を
キャンプブームの昨今、人気のあるキャンプ場の多くには、独自のアピールポイントというものがあることが多いようです。
そうしたキャンプ場ならではの個性は多岐にわたり、景色や利便性、豪華さなどから「自然を感じることができる!」「利用人数が少ない!」といったことまでさまざま。
今回は、実際に筆者が訪れたキャンプ場のなかから、自然を感じながら観光にも最適な「オートキャンパーズエリアならまた」の魅力をお伝えします。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
カヌーの聖地は「ダムマニア」も必見!?
「オートキャンパーズエリアならまた」は、群馬県利根郡みなかみ町に位置するキャンプ場で、その名称にも含まれる「ならまた湖」のほとりに開設されています。
実はココ、ならまた湖は、関東屈指のカヌーの聖地としても有名で、カヌーや釣りなどのアクティビティーを本気で楽しむことができるんです(※ならまた湖での遊泳は禁止されています)。
そして、このならまた湖を湛える「奈良俣ダム」は、水上3大ダムのなかでも、とくに美しさに定評のある「ロックフィルダム」。これは、岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダムのことをいいます。
つまり、同所はダムマニアにもたまらない立地のキャンプ場といっても過言ではありません。
ちなみに奈良俣ダムは、堤高158mで利根川水系では最も高く、ロックフィルダムとしては日本で3番目に高いダムなのです(高瀬ダム176m、徳山ダム161mに次ぐ高さ)。
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広々としたサイトは「静か」に過ごせる良さも
ダム湖のほとりにあるキャンプ場ということで、訪れる前はこぢんまりとした場所をイメージしていたのですが、意外なほど大きなキャンプ場でした。
サイトの場所説明のために渡された見取り図で数えたところ、区分けされたサイトが106サイトもあり、しかも個々のサイトの広さも十分なものでした。ちなみに一般サイトは、約100平方メートル以上の広さがあります。
ダムを上がった場所、つまり山間部に開設されたキャンプ場というと、その地形を活かす場合も多く、比較的起伏が激しいところも多いのですが、しっかりと整地がされており、起伏も少ないという印象を受けました。
サイトは全体的に芝を基調としており、地表付近は硬くないのですが、ペグを10cm以上打ち込もうとすると、下の方は少し硬いようにも感じました。
このためしっかりしたタイプのペグを持っていくことをおすすめします。しかしながら、手持ちのペグはテントやタープに付属されていたアルミペグだけ…!という方もご安心ください。
地面が硬くて手持ちのペグが曲がってしまったり、打ち込み用のハンマーが軽くて使いづらかったりするときでも、貸し出し用のペグやペグハンマーも置いてあります。貸し出し用のペグやペグハンマーは、管理棟やサニタリー棟に設置されています(無料)。
キャンプ場へのチェックイン時間は、午後2時〜5時まで。チェックアウトは午前11時までです。チェックイン時にサイト案内のために渡されている見取り図には、管理棟の営業時間について午前8時~午後8時となっていますが、筆者が訪れた2022年10月時点では、コロナ禍の影響により営業時間が午後6時までに短縮されていました。
なお午後9時〜翌朝7時まではサイレントタイムです。消灯ではありませんが、静かなキャンプ場での物音や話し声は、想像以上に響きますので、周囲への配慮は怠らないようにしましょう。
また、ペット同伴も可能ですが、ドッグランなどが設けられているわけではありませんので、放し飼いは禁止されています。リードを忘れずに用意しておきましょう。
「オートキャンパーズエリアならまた」が存在する”水上”という土地は、「水上高原スキーリゾート」や「水上高原藤原スキー場」など、ウィンターリゾート地としても有名な豪雪地帯でもあるため、冬季は閉鎖されます。
閉鎖期間は、例年11月中旬から翌年5月あたりまでですが、積雪の様子などによって異なりますので、必ず訪れる前は公式サイトをチェックしてみてくださいね。