タイで有名な「あきこ」って誰?海外で続々増えゆく日本発アイテム
「お~いお茶」にだんだん押されてきた怪しい日本茶
ペットボトルのドリンクなども、日本企業が次々とタイに進出しています。日本でもお馴染み、伊藤園の「お~いお茶」もあります。現地のオリジナルドリンクにチャレンジする勇気がなければ、伊藤園があると安心するでしょう。
タイで見かけたカルピスは「カルピスラクト」というブランド。この「ラクト」が入ると、通常のカルピスと比べてあっさり味です。
なぜ日本のカルピスウォーターやカルピスソーダを、そのままタイに持ってこなかったのかずっと謎。しかし、カルピスの正規商品なのは間違いありません。
怪しい日本語と並び、漢字も人気。「気」というスパークリングウォーター(炭酸水)も、タイでは有名です。
上に「GENKI FOREST」とあるので、なぜ元気でなく気だけだったのか、個人的に引っかかりました。
日本の緑茶も人気です。最近はアジアだとどの国にもあります。これは「日本紅茶」という商品で、本物っぽく見えるものの、「醸造が簡単で美味しい」「激しい純粋な緑茶」と、紅茶なのに緑茶とは、激しい・純粋・醸造というのも、商品のキャッチコピーとしては、少々おかしな日本語です。
隣りに並ぶ伊藤園の「お~いお茶」より若干安かったものの、どちらかといえば「お~いお茶」の本物感がより際立って見えました。
セブン-イレブン一強からローソンとファミマも続々進出
タイでコンビニエンスストアといえば、長らく「セブン-イレブン」一強であり、いまも多くの店舗があります。1ブロックごとにあるといっても過言ではないほど、日本以上にセブン-イレブンをよく見かけます。
そんななか、日本の「LAWSON(ローソン)」と「ファミリーマート」も進出し始めたか、バンコクでたまに見かけるようになりました。
タイ・バンコクのスワンナプーム空港にある「ローソン」は、日本でおなじみの商品をはじめ、「おでん」「焼き芋」「おにぎり」「弁当」などが所狭しと並んでいます。
特に、タイ人の女の子たちがおでんを選んで買って行っていたのを、目の前で目撃。1年中暖かいタイでもおでんが売れるのかと、新たな発見でした。日本とは微妙に違うとはいえ、本物のローソンなので買い物はしやすいです。
まだ数は多くないにしろ、「ファミリーマート」もあります。日本のファミリーマートでは「FAMIMA CAFE」というブランド名が付いていますが、タイでは「ARIGATO(ありがとう)」です。
これもタイ人にとってよく知られている日本語だから、ありがとうブランドになったのでしょうか。
ちなみに、タイの「ミスタードーナツ」でもこの「ありがとう」コーヒーでした。このフラッペで45タイバーツ(約180円)だったので、日本のフラッペが通常300円前後だと考えると、ややリーズナブルな気もしますね。
日本と微妙に違う現地商品を比較するのも旅の醍醐味
日本のある意味「本物」の商品が、海外、特に東南アジア圏で見かける機会がかなり増えました。
例えば10年ほど前を振り返ると、日本のコンビニエンスストアはまだ皆無で、当時「ヤクルト」や日清のカップヌードル、キッコーマンの醤油ぐらいしかなかった気がします。
最近、ラーメンやファーストフードなどの外食産業、コンビニエンスストア、さらに「お菓子」「お茶」などがどんどん進出し、商品棚を見てもそのシェアが確実に上がっています。
タイに旅行した際はしに利用してみて、普段利用する日本といろいろ比べて見るのも楽しくておすすめです。
- image by:シカマアキ
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