なぜ外国人は日本の「春」を熱愛するのか?その意外な理由とは
寒い冬こそ、春の暖かな陽気が恋しくなるもの。そして夏になると涼しい秋や冬が早く来てほしい!なんて思うのは、筆者だけではないはず。とはいっても季節ごとの美しさ、春夏秋冬を楽しめるのは日本に「四季」があるからですよね。
もちろん、四季があるのは日本だけではありません。同じく四季のあるスペイン出身者によると、「日本に来るまで季節を意識することがなかった」とコメントしていました。
「スペインにも日本と同じように四季はあるけれど、日本人のパートナーがいった『桜を見て春を感じたり、セミを見て夏を感じる』という発言に驚きました」(スペイン出身)
このように日本人にとって四季は、生活と密に関わりがあるものです。ですが、日本に訪れた外国人の皆さんにお話を伺ってみると、ある季節に人気が集まっていることがわかりました。
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なぜ外国人は「春」が好き?
実際に、複数名の外国人に「日本のベストシーズン」について質問してみました。結果はズバリ「春」と「秋」の二択。今回は、いまの季節から待ち遠しい「春」にフォーカスをあてて、好きな理由などを聞いてみました。
春は「始まりの季節」だから
「桜の季節の春がベストシーズンだと思います。学校や公園など、あらゆる場面で見ることができる桜は、とても優しい気持ちになれますし、日本人にとって春が『始まりの季節』というのもなんとなくわかる気がします。気候もちょうどいいし、外に出たくなりますよね」(アメリカ出身)
漫画のリアルな世界を感じたいから
「やっぱり春が個人的なベストな季節ですかね。フランスでは日本の漫画やアニメが大人気なんですけど、桜とかお花見のシーンがよく出てくるから、日本にきたら絶対見たいって思ってたんですよね」(フランス出身)
春はいい思い出ばかりだから
「桜が満開の時期は短いですが、公園が一面ピンクになって本当に感動しました。日本の桜はインドネシアでも有名なので、生で見ることができて嬉しかったです。春は家族で花見をしたり散歩をしたり、いい思い出ばかりです」(インドネシア出身)
信じられないほど桜が綺麗だから
「日本の桜は信じられないほどきれい!満開の時期が短くて、レア感があっていいですよね。いまでは毎年家族で桜を見に京都まで行きます。京都の鴨川周辺を歩いて道沿いに咲いている桜を眺めながら、お花見していますよ」(シンガポール出身)
桜の下でお酒を飲んでみたいから
「桜が咲いているころにお花見をしてみたい。ペルーでは公共の場所でアルコールを飲むことが禁止されているから、日本のように公園の桜の木の下でお酒を飲んでみたいです」(ペルー出身)
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桜といえば、日本を代表する名花のひとつ。美しく咲き誇る姿は世界各国の外国人の心を掴んで離しません。
このように春ならではの花見を楽しんだり、絶景に心を癒されたいという気持ちは、日本人も外国人も同じ。もう少し冬が持つ魅力を堪能しながら、春を迎える準備を進めておきたいですね。
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