世界遺産にアートまで。激動の歴史と最先端が混在するドイツ・ベルリン旅
東ドイツの要所だったパンコウ、現在は歴史とトレンドで人気の街
ベルリンの北東に位置する「パンコウ(Pankow)」地区は、東西分断時は東ドイツの要人が多く住んでいた場所です。
近年はカフェやショップが多く軒を連ねる「プレンツラウアー・ベルグ」などが注目を集めています。
brotfabrik
パンコウ地区のなかでも文化発信拠点として人気の「brotfabrik(パン工場)」は、1914(大正3)年建造のパン工場をリノベーションした施設。
こだわりの作品を上映するミニ映画館をはじめ、写真などの展示ギャラリー、ステージ、パブなどがあり、夕方になると多くの人々が訪れるにぎやかな場所です。
- Brotfabrik Berlin
- Caligariplatz 1 13086 Berlin, Germany
- 「トラム」Prenzlauer Allee/Ostseestr.駅
- 定休日:施設によって異なる
- 営業時間:施設によって異なる
- 公式サイト(ドイツ語)
シェーンハウゼン宮殿
パンコウにはほかにも見どころ満載。2012(平成24)年に生誕300年を迎えたプロイセン王フリードリヒ2世の妻エリザベート・クリスティーネが住んでいた「シェーンハウゼン宮殿」があり、宮殿の庭園は地元民が集う憩いの場所です。
- Schloss Schonhausen(シェーンハウゼン宮殿)
- Tschaikowskistrasse 1, 13156 Berlin, Germany
- 電話番号
- 「トラム」Tschaikowskistr.駅
- 8ユーロ
- 定休日:下記ほか12月24日・25日、12月31日
- 4~9月:月曜日除く毎日10:00~17:30/10~3月:土日10:00~16:00(ガイドツアーのみ)
- 公式サイト(ドイツ語)
1989年11月9日広場
「1989年11月9日広場」は、まさにベルリンの壁が崩壊した日が命名された広場。かつての国境検問所の跡地には、いまもベルリンの壁や当時の様子を紹介する展示がいつでも見られます。
- Platz des 9. November 1989(1989年11月9日広場)
- Bornholmer Str. 61, 10439 Berlin, Germany
- 電話番号
- 「S」「トラム」S Bornholmer Strasse駅
- 無料
- 定休日:なし
- 24時間
ドイツ帝国や東西分断の歴史から、新たなトレンドも続々登場する注目都市
東西ドイツ統一から30年以上。ベルリンを訪れると、街が東西で分断されていた当時の歴史が、いまもいたるところで感じられます。
一方で近年、ベルリンは「スタートアップのハブ」としても注目され、世界中からクリエイターや芸術家らが続々集結。ベルリンで大人気のヴィーガンドーナツ店「brammibal’s donuts」もその1つです。
ベルリンにある世界遺産に代表される「歴史」や「文化」などは、ドイツやヨーロッパの他都市とも一線を画す独自性が見られ、現地へ足を運んでこそ体感できるでしょう。
定番にとどまらない新たなベルリンを知る旅、ぜひおすすめです。
- image by:シカマアキ
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