「海外に夢みないほうがいいよ」帰国した日本人に聞いた海外生活の現実

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2023/08/19

帰国子女の観点で見る「日本」の魅力

image by:Unsplash

海外を知っているからこそ、日本がどれほど「平和」であるかを理解している帰国子女の方々。

日本社会の安全性はすごい。海外に出れば、いかに自分が平和ボケしているのかを痛感させられると思います。気を引き締めて行かないと危険ですよ」(アメリカ/7歳で帰国)

「海外に住むと、日本の良さや悪さがより見えてきます。自分のルーツやアイデンティティについても考える機会が増えて、自分自身を知ることにもつながります。自分の価値観や考え方に固執せず、物事を柔軟に捉えることが大切だと思います」(アメリカ/18歳で帰国)

「日本には『隣の芝は青く見える』ということわざがありますが、日本ほど安全で、経済的にも恵まれた住みやすい国はないと思います。

でも世界はとても広いし、今後は英語力も絶対に必要になってきます。視野を広げるためにも、日頃からさまざまな国や地域で体験を重ねて、チャレンジ精神を培っておくことが大事です」(カナダ/15歳で帰国)

「海外へ行くと、自分が日本で生まれ育ち、日本人であることが誇りに思えてきます。海外ならではの良さもありますが、礼儀や清潔面で日本に勝る国はありません。日本人が他国のいいところを吸収したら、より素晴らしい人間になれると思います」(中国/大学生の時に帰国)

海外生活は苦労の連続。前向きにチャレンジあるのみ

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念願の海外生活を叶えると、思い描いていた理想と現実のギャップに悩むこともあるかもしれません。

ですが、幼少期をアメリカで過ごした男性はこう話します。

「日本の集団行動に息苦しさを感じる人は、海外でもっと自分らしく、他人の目を気にせず自由に暮らせる場所があることを知ってほしいです」


規律を重んじ、ルールやマナーを重視する日本人だからこそ、身近なコミュニティの集団行動に悩んでしまうことがありますよね。

「海外へ行くことは夢を叶えることでもあります。しかし、夢を叶えるためには努力や挑戦も必要です。海外での生活は楽しいことばかりではありません。苦労や失敗が続いても、諦めずにがんばることが大切。自信を持ってチャレンジしていくことでみえる景色が変わりますよ」(アメリカ/高校生の時に帰国)

「海外に憧れるのは素晴らしいことですが、実際は言葉や文化の違いに苦しむこともあるでしょう。けれど、困難に直面しても前向きにチャレンジする姿勢が重要です。そして、多くの人とコミュニケーションを取ることで自分自身を成長させることができます。価値ある経験がたくさん待っています」(シンガポール/13歳で帰国)

旅行で訪れるだけでも大きな刺激を受けることができる海外体験。

長きに渡り海外生活を送ってきた帰国子女の方々からのアドバイスは、これから出発を控えているかたにとって、とても有益なものとなるでしょう。

アドバイスを参考に、実りある将来を過ごすための計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 

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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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