雲の上の極上を知る。長野「高峰温泉」で標高2000mの野天風呂

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2023/10/11

標高2000m、雲上の「野天風呂」を初体験

13時のチェックイン目がけて宿に向かい、到着したらすぐに浴衣に着替えて雲上の野天へ。すでに先客がいるかも?と思いましたが、完璧に貸切りで憧れの高峰温泉の野天を初体験。

image by:小林繭

野天風呂は宿泊棟からいったん外へ出て50mほど歩いた高台に位置し、大きさ的には大人が4名も入ればなかなか満杯という感じ。そのため4名定員制が設けられ、野天へと続くドアの手前に男女別に籠が4つずつ置かれています。

ゲストはこの籠をひとつ持って野天へ向かいます。籠が一つも残っていないときは満杯なので、空きが出るまで待ってね、という仕組みです。

ちなみに、野天風呂には脱いだ浴衣を入れる籠を置く棚があるだけで、脱衣所も屋根もありません。雨や雪が降っているときは棚についているビニールシートを籠の上からかぶせ、雨雪避け用に用意されている笠を被って入浴します。

この笠は、晴天時は直射日光を遮るものが一切ないので、夏場には日差し避けとしても使えそう。自然環境に大きく左右されての入浴となる野天風呂ですが、天気がよければ眼下に小諸や佐久の街、その先に車山、霧ヶ峰、美ヶ原、中央アルプスの山々などを眺めることができます。

image by:小林繭

また、コンディションが整えば一面に広がる雲海とも出会えます!雲海を眺めながらの一風呂が叶うなんて、素敵すぎやしませんか?この素晴らしい野天で夜は満点の星空を仰ぎながら湯浴みを楽しみたいところですが、日没後はクローズ。

ものすごく残念ではありますが、高峰温泉は内湯がこれもまたまたなかなかの極上湯なので、野天が利用できない時間帯は内湯を心ゆくまで愉しむ!という視点へシフトチェンジ。36度の源泉をかけ流したぬる湯が実に気持ちよく、ひたすらのんびりと湯を愉しむのが最高すぎます。

客室に冷蔵庫はありませんが、1Fにある「木まぐれ喫茶」で生ビールをいただくことができますし、自動販売機もあるので夜中でも湯上がりに冷たいビールが飲めるのも嬉しいポイント。

山の味覚に舌鼓み

image by:小林繭

高峰温泉は食事の時間も楽しみな宿です。標高2,000mに位置する、多くは登山者が利用するための山の一軒宿なので、正直特別期待せずに訪れたのですが、そのご飯の美味しさと充実っぷりにあっと驚かされました!


川魚の丸焼き、天ぷら、牛肉の陶板焼きなどメインとなるボリュームたっぷりの品々に加え、地産の食材をふんだんに使った山のご馳走がテーブルを彩ります。

茶碗蒸しや付け合わせの小鉢に至るまでどれもとても優しい味付けで、ひとつひとつ丁寧に料理されていることが印象的でした。

食材調達にも手間を要する山の宿で、品数も豊富に、たっぷりと山の恵をいただけることに感動。おもてなしの気持ちがじんわりとにじむ食事に身体だけでなく気持ちもほっこりします。

image by:小林繭

夕食、朝食ともに食堂でいただくスタイルで、窓の外に広がる緑を眺めながらというのも気に入りました。食堂の棚にずらりと並ぶ自家製果実酒のコレクションもなかなかのものなので、いけるくちの人はぜひ気になるものを試してみて!

野天へと続く小道にもランプが灯されていますimage by:小林繭

のんびりと良質な湯をひたすら満喫したい!という目的で訪れましたが、想像以上に居心地がよく、食事も充実。さらに「野鳥教室」や「星空観測会」といった無料イベントも開催されていて、つくづくホスピタリティの意識が高い宿だなと思いました。

宿泊客の多くは、登山やハイキング、冬場においてはスキーといった山遊びも合わせていて、私のように温泉だけを目当てに訪れる人は少ないだろうと思いますが、温泉だけを目当てに出かけても最高に楽しめる宿です!

宿泊者はチェックアウト後の入浴も可能ということなので、山歩きを楽しんだ後、最後にもうひと風呂浴びてから帰途に着くこともできるので、申し訳ないくらいに至れりつくせり。

館内はランプの灯りで暖かい雰囲気 image by:lapradei

24時間利用可能な温泉を好きな時に好きなだけ楽しんで、風呂上がりには山の風景や野鳥を眺めて過ごす。

ロビーの横にある天然ガスを使用した暖炉の温もりも心地よく、夜になったら館内や浴室を照らすランプの灯り※や星空に癒される「高峰温泉」で過ごす時間は、最高のリセットと言えるのではないでしょうか(※現在は電気が通っているので、電球を使用したランプがメインとなっています)。

都心から車で3時間弱でこんな温泉時間が持てちゃうのですから、しかも大人2人1泊2食付で、1人あたり16,500円(税込)〜というお値段。人気がないはずがありませんね。

常に満室のイメージですが、そこそこ部屋数があるのでこまめにチェックしていると週末でも空きを見つけられることも。

客室の空き状況によっては一人での宿泊も可能なので、「私リセットが必要かも!?」と思ったときには、ぜひとも高峰温泉に駆け込んでほしいと思います。

  • ランプの宿 高峰温泉
  • 長野県小諸市高峰高原704-1
  • 0267-25-2000(代表・予約)
  • JR佐久平駅からJRバス(小諸経由)で約60分/バスタ新宿発直行バスも運行中(要予約)
  • 1人あたり16,500円〜
  • チェックイン 13:00〜17:00/チェックアウト10:00
  • 高峰温泉ホームページ
  • 1名分の宿泊予約は、宿泊日の前日から電話受付可能
  • image by:小林繭
  • ※税込価格です。
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。インテリア、旅モノ、湘南情報を中心にお仕事しています。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。趣味は温泉。

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