日本のどの部分が、どのように評価されているのか？

世界的に評価の高い強国がそろった今回のランキングで、見事6位に輝いた「日本」。基本となる10カテゴリーの中で、最も高く評価されたのは、95.2点で3位を獲得した「起業」でした。

起業という項目ひとつを取っても、革新性、教育の浸透度、労働技能の習熟度、テクノロジー分野の専門性、デジタル環境、対外関係など、その内容は多岐に渡っていることから、日本がさまざまなポイントでバランスよく進化していることがわかります。

また、86.3点で6位となったカテゴリーが「先進性」で、進歩性やモダニティ、適応性などで高評価を獲得。

さらに「文化的影響力」カテゴリーでは、エンターテインメント分野での存在感の大きさで80.8点を獲得し、5位にランクインしています。

経済平和研究所が毎年発表している、犯罪率、武器や暴力に政治的安定性、軍事費や近隣諸国との関係など、23の指標を用いて調査されている「世界平和度指数」においても、高く評価されている日本。

中でも、突出して評価されているのが「安全面」と「観光面」。他国と比較して、凶悪犯罪率の低さや暴力的なデモなどの少なさ、武器所有に関しての制限などで高い結果を出し、世界トップクラスの平和な旅行先といえます。

一方「改善の余地が残されている」とされたのが、29.2点の「社会的目的」カテゴリーです。「環境への配慮」「人権」「気候変動への対応」「ジェンダー平等」などの観点がありますが、項目を見て「日本は遅れを取っている」と感じる人も多いかもしれません。

得意とする分野、そして遅れを取っている分野の両方をよく観察し、1人1人が気にかけることで、より魅力的な国へと変わっていける可能性を感じる日本。ランキングを参考に、2023年の国々について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。　

• source:TimeOut「2023年版「世界最高の国」ランキングで日本がトップ10入り」／U.S. News Best Countries
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