TOP10に日本の3都市がランクイン。旅行アプリで検索数上昇「2024年旅行先トレンド」
5位 札幌/日本
日本最北の政令指定都市である北海道の「札幌」が5位を獲得。北海道の中心的都市であり、初めて北海道を訪問するならまずは札幌に滞在する、という人も多数。世界的な北海道人気に伴い、検索数も+276%に伸びています。
動物園や博物館、札幌ドームなどのエンターテイメント施設、数々の重要文化財や史跡、ショッピングにグルメまで、北海道らしさに溢れた観光スポットには事欠かず、年間を通じてイベントも多く開催されており、いつ訪ねても楽しめるのも人気の秘訣です。
4位 ブィドゴシュチュ/ポーランド
4位にランクインしたのは、ポーランドの水の町「ブィドゴシュチュ」。水面が輝く運河に石畳の道が広がり、ゴシックやアールヌーボー様式の建築が並ぶ光景は「まるでおとぎ話の世界へ迷い込んだよう」と評判を呼び、検索数は+313%もの上昇を記録しています。
歴史深いルネッサンスの大聖堂やバロック様式の教会を横目に、近代的な建築や数々の音楽やアートに彩られたスポットを巡り、絵画のような光景に浸りながらカフェタイムを過ごすひとときは、何度も体験したくなる魅力に溢れています。
3位 リミニ/イタリア
アドリア海でも最大のリゾートであるイタリア「リミニ」が3位に登場。「イタリアのマイアミ」という別名を持つことからもわかる通り、およそ15kmに渡って続くビーチを中心にバカンスを楽しむ人が年々増えており、検索数は+362%の増加に達しています。
休暇のみならず、ローマ帝国の勃興を体感できる歴史的な街としても見逃せません。紀元前 27年ごろに建設されたと言われる、ローマ帝国初代皇帝の名を冠した「アウグストゥスの凱旋門」を皮切りに、古代へとタイムスリップしたような建築群を観光するのもおすすめです。
2位 ライプツィヒ/ドイツ
2位にランクインしたのは、ベルリンに次ぐ大きな都市であるドイツの「ライプツィヒ」。バッハやワーグナー、メンデルスゾーンなど、音楽の巨匠たちを輩出した「音楽の街」として最も知られ、検索数は+545%と大きな伸びを見せています。
中でもバッハゆかりの名所は多く、逝去まで音楽監督を勤め上げた「トーマス教会」や、隣接する「バッハ博物館」は見逃せない観光スポット。
音楽以外にも、東西ドイツの統一へと繋がる住民運動勃興の地としても知られ、ドイツを知る上で重要な街として注目されています。
1位 ビーゴ/スペイン
堂々の1位を獲得したのは、スペイン最大の漁港を持つ湾岸都市「ビーゴ」。透明度の高い美しい海とビーチを擁し、周辺では絶品の海の幸を味わえる楽園として、その検索数は+1235%と驚異的な数値を記録しています。
古き良き旧市街や、港を見下ろす「カストロ城」、重厚感溢れるバロック様式の「サンタマリア教会」など歴史的な市街地を散策したり、少し離れた島々「シエス諸島」へのクルーズなど、とっておきのビーチリゾートとして、2024年はさらに人気を伸ばしていくと予想されています。
私たちのデータは、あまり知られていない目的地は高い需要があることを示しています。
アマルフィ海岸などの歴史的に人気の高い場所は、アドリア海のリミニに負けつつあり、スペインのビーゴやポーランドのブィドゴシュチュなどの趣のある都市も旅行者にとって魅力的であることがわかっています。
魅力的な観光名所がそろうヨーロッパを中心に、アジアから日本の都市が3カ所も登場した今回のランキング。
旅行者たちのトレンドには「手ごろな価格で豪華な休暇体験」が挙がっているといい、円安が日本への旅行を後押ししている可能性が高いといえます。
とはいえ、目の肥えたイギリスの旅行者たちを魅了している東京、大阪、北海道の注目度は、円安が落ち着いても上がっていく可能性が大。ユニークな文化や進化し続ける最先端の流行スポットまで、一気に体験できる都市が望まれています。
来たる2024年、イギリスの旅行者たちは果たしてどこへ向かうのか、目が離せない1年となりそうですね。
- source:Skyscanner
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