値段に震える…シンガポールで衝撃を受けた超高級&庶民派グルメ

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2024/02/04

「CHAGEE 霸王茶姫」でジャスミンミルクティーを

中国由来のミルクティーが安く飲める「CHAGEE 霸王茶姫」image by:久米信行

シンガポールは暑い!12月でも連日30度超え。中心市街地は歩いて回れるコンパクトシティなのではありますが、ちょっと歩いただけで暑くてうだる。だから思わず目の前にあるビルやショッピングモールに飛び込むのです。

そんな時、眼に入って気が付けば何杯も飲んでしまったのが、「CHAGEE 霸王茶姫」の冷たいミルクティー。

中国由来の安価なミルクティのチェーン店らしく、シンガポールのみならずマレーシアなどに
1,000店舗以上あるらしいのですが、私は今回はじめて知りました(日本にもいくつか実験店舗があるとか)。

image by:久米信行

チェーン店ながらもwebサイトを見る限り、お茶っ葉やフレッシュミルクにもこだわっているらしい。きっと暑い中、歩き続けたこともあるでしょう。

うれしい冷たさ、爽やかなお茶の風味、ミルクのやさしいなめらかさ、ほどよいほのかな甘味、これらのバランスがなんとも絶妙でおいしいのです。

image by:久米信行

ポイントは、細い管が3本束ねられた特殊なストローです。これで飲むとおいしさが際立つから不思議ですね。しかも、カップが巨大で(700ml)グランデいやヴェンティサイズ並み。値段を比較してみると、日本国内ならスターバックスかそれよりちょっと高いぐらい。

image by:久米信行

いろいろ、飲み比べて見たのですが、私のいちばんのお気に入りはアイスジャスミンミルクティー。東京だったら、とても飲みきれない量ですし、ひょっとしたら甘く感じられるかもしれませんが、シンガポールだと美味しく飲めるのが不思議。

ちょっと新しめのショッピングモールなら、あちらこちらで見かけるはず。ぜひシンガポールを訪ねたら試してみてください。

「SONG FA 松發」で肉骨茶(バクテー)を

「肉骨茶(バクテー)」を求める長い列 image by:f11photo/Shutterstock.com

今回のシンガポール旅行で、一番衝撃的な料理で忘れられない味がこちら。その名も「肉骨茶(バクテー)」。名前を聞いただけで引きますよね。しかも…あとで見ていただきますが見かけも凄いのです。


食べるべきかどうかシンガポール滞在中にずっと迷っていたのですが、やはり最終日にホテルを抜け出し、ひとりで食べに行くことにしました。

足を運んだのは、地元でも人気の名店、「SONG FA 松發」です。チャンギ空港隣接の新しい商業施設ジュエルにもあることは知っていたのです。

でもこぎれいなモールの支店ではなくワイルドなクラークキーの本店で食べなくては。シンガポール川沿いの屋台を抜けて歩き続けると、ようやく見えてきました。

「SONG FA 松發」本店 image by:久米信行

ここがNew Bridge RoadにあるSONG FAの本店です。いいですねえ。風情がありますねえ。お店は、外に開かれたオープンエア状態。

image by:久米信行

夜中だから涼しくていいけれど、ランチタイムは暑くて厳しいかも。それでもお昼は地元の人たちで大にぎわいのようですが。

賑わいを見せる店内 image by:久米信行

店内もこの通りごった返しております。日本人はどうやら私ひとりです。

image by:久米信行

壁には、おそらく創業当時のこのお店、屋台で販売する創業者の肖像画。もともと、こんな感じだったのですね。今も、あまり変わっていない気がしますが。

注文の仕方がわからなかったのですが、ぶっきらぼうな店員さんに訪ねると、どうやらスマホで注文するらしい。

スマホは使えても、どれがおすすめなのかわかりません。結局すすめられてフツーのバクテ─を頼んだのですが、ご飯を頼み忘れて追加。何せお茶?なのでご飯を頼まない通な人もいらっしゃるのでしょうか?

お皿に収まりきらないほど大きいいお肉 image by:久米信行

食べ方には、どうやらルールはないらしい。周りの女子たちも、スープに浸かったスペアリブ状態の肉を骨ごとつまんでかぶりついております。ワイルドです。私も真似してみましたが、ほろほろに柔らかくて簡単に噛みきれ、しかもスープの味がよく染みて旨い。

このスープがニンニク満載でして、しかもインスタントラーメンのスープぐらい旨味が凝縮されています。思い切り出汁が効いているのかそれとも化学調味料なのか。いずれにせよ一度食べたら飲んだら病みつきになってしまう味わい。

しかも、店員のおばさんが巡回してきては、かってにお茶、いや濃厚スープを足してくれるのです。これがうれしい。たくさん飲んだら危険な旨さだけど、ああ、もうやめられません。

おそるべし肉骨茶(バクテー)。翌日、肉骨茶(バクテー)の素をおみやげにすべきかどうか悩みに悩んだのですがやめました。

やはり、あの発祥の地。ワイルドなお店の中で、ワイルドな地元の人たちと一緒に食うべし食うべしモードでいただいてこそ美味しいはずだから。

しかし、つい先日、地元近くの商店街で、私は見つけてしまいました。「肉骨茶(バクテー)」のノボリを店の前に掲げているラーメン居酒屋を。

ああ、どうしましょう。忘れられないあの味を食べに行くべきでしょうか?それとも、そこで食べると、夢から醒めてしまうのでしょうか?

  • SONG FA 松發
  • 11 New Bridge Rd, #01-01, Singarpore 059383
  • 最寄りのMRT:Clarke Quay
  • 月曜~日曜
  • 10:00~21:00
  • ホームページ

 

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