ピラミッドだけじゃない…絶景天国「エジプト」で出会える幻想的な観光スポット
ピラミッド
「世界の七不思議」のひとつとして知られる「クフ王のピラミッド」をはじめ、全部で138基が確認されている「ピラミッド(Pyramid)」。世界的な知名度を持ち、「死ぬまでに1度は見たい絶景」として大きな支持を集めています。
「マスタバ」と呼ばれるベンチ状に積み上げられた石段に、さらに「死後のファラオが天国へ登れるように」と階段状に積み上げて作り出されているというピラミッド。周囲にも影響を及ぼし、全盛期には200を超えるピラミッドが存在していたと言われています。
最もシンボリックな三角形を保っているのが、ギザの砂漠に建つ「三大ピラミッド」。エジプト各地に点在しているピラミッドには、破壊されてしまったものや形状がゆるいものなども多く、やはり最も多くの観光客が足を運ぶ場所は三大ピラミッドとなっています。
カルナック神殿
ユネスコ世界遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」のひとつに名を連ねている「カルナック神殿(Karnak Temple)」。かつてエジプトの首都だったテーベの守護神、アメン・ラーを崇拝するために建造されました。
神殿へと足を踏み入れると、134本の柱がズラリと並ぶ「大列柱室」や、約30mの高さを持つ「ハトシェプスト女王のオベリスク」、約22mの「トトメス1世のオベリスク」など、そびえ立つ絶景が広がります。
第1~第3まである塔門には、いくつものスフィンクスが並んでいたり、石柱や石像の巨大な残骸が残されていたりと、全盛期の姿を失った現在でも驚くほどの規模。あまりにもダイナミックなエジプトらしい光景に、感嘆のため息が漏れるスポットです。
ファイユーム オアシス
首都カイロから車で1時間ほどに位置する「ファイユーム オアシス(Faiyum Oasis)」。砂漠のイメージが強いエジプトにおいて、豊富な水や肥沃な土地から豊かな農地として歴史を重ねてきた場所として知られています。
エリアの中でも、最も有名なのがエジプトで初となるユネスコ世界自然遺産に登録された「ワディ・アル・ヒタン」。約4000万年前は海底だったことから、クジラの祖先にあたる「バシロサウルス」の化石が1,000頭以上も発見され、砂漠内に点在している絶景です。
すぐ隣には化石を収蔵する「化石博物館」もあり、知的好奇心を揺さぶられること間違いなし。広々とした「カルーン湖」や彩が変わる「マジックレイク」、エジプト唯一の滝「ワディ・エル・ラヤン」など、水にまつわるスポットも見逃せません。
シャルム エル シェイク
訪れた人が「エジプトとは思えない」と口をそろえる「シャルム エル シェイク(Sharm El-sheikh)」。青々とした紅海に面したビーチリゾートで、スキューバダイビングのメッカとして世界的な人気を獲得しています。
リゾートホテルやショッピング施設が立ち並ぶ「ナーマ・ベイ」、落ち着きのある「シャークス・ベイ」など趣の違うビーチ郡をはじめ、エジプト初の国立公園「ラスムハンマド国立公園」など、水辺の絶景スポットが多々。
聖書で著名な「シナイ山」や、世界最古の正教会「聖カタリナ修道院」、ハトホル女神に捧げられた「セラビト・エル・カーディム神殿」といった神聖なスポットや、華やかなナイトスポット「ハリウッド・シャルム・エル・シェイク」など見どころも充実しています。
エジプトと聞いてイメージに浮かぶ定番のスポットから、エジプトのイメージを覆す豊かな自然のスポットまで、砂漠をベースに広がるエジプトの絶景たち。歴史のロマンに溢れた魅惑のアラビア世界へと、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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