天空の極上。絶景ビューを求めてリピーターが絶えない「赤倉観光ホテル」

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2024/06/29

新潟県、妙高高原赤倉温泉にある「赤倉観光ホテル」は、標高1000mに位置する超のつく絶景を楽しめるホテルであり、源泉掛け流しの極上湯を提供する素晴らしい温泉宿であり、そして日本を代表するクラシックホテルでもあります。

全国のリゾートホテルマニア、温泉マニア、そしてクラシックホテルマニアから一度は泊まりたいと熱いラブコールを贈られ、またかなりの高確率でリピートされる宿。

今回は、日本の高原リゾートホテルの草分け的存在とされ、世代を超えて愛され続ける「赤倉観光ホテル」の魅力についてお話ししたいと思います。

 

世界へ誇るリゾートホテルとしての歴史と立地

創業1937年「赤倉観光ホテル」image by:小林繭

赤倉観光ホテル」の創業は1937年、帝国ホテルやホテルオークラを創業した大倉喜七郎によって国際的リゾートホテルとして誕生しました。

創業にあたり喜七郎がこだわったのがその眺望で、日本百名山と呼ばれる妙高山から連なるこの絶景に惚れ込み、他に建物が建てられないように山腹の土地をすべて買取り私有地としたという逸話が残ります。

さすが財閥、やることがダイナミック!とその財力に感心せざるをえませんが、そんな喜七郎の先見が功をなし(?)、創業から80年を超える現在もなおその魅力は色褪せることなく、むしろ時代のニーズに合わせたリニューアルを経て、ハイクラスリゾートとして揺るぎのない唯一無二の存在に。

ホテルの目の前に広がるゲレンデ image by:小林繭

ホテルの目の前に開けるのは、斑尾山から草津白根山、菅平高原、野尻湖までをも見渡す圧巻のジオラマティックな絶景と、背景には雄大に佇む妙高山の姿。360度をぐるりと大パノラマに囲まれる立地です。

ホテルから眺めると、遥か下界にゲートと赤倉温泉の町が見え、ゲートからエントランスまでは車で5分ほどのドライブとなっています。

ホテルのゲートから、妙高山を背景に建つホテルの姿 image by:小林繭

山の中腹で一際目をひく赤い屋根の建物を目指して車を走らせると、標高が高くなるにつれどんどん視界が開け、最終的に天空のホテルへ到着。これは、まるでヨーロッパの天空の城塞都市を訪ねたときのようで、旅の始まりからして規格外にドラマティック!


赤い屋根が一際目をひきます image by:小林繭

建物の外観は古きよき時代のヨーロッパの山岳リゾートのようで、仰々しさとは無縁。自然に溶け込む上品さが素敵です。

クラシックな雰囲気が美しいラウンジ image by:小林繭

一歩建物の中に入ると、出迎えてくれるのがロビー正面の真っ赤な絨毯がひかれた階段。階段の先はグランドピアノが置かれたラウンジへと続き、クラシックホテルならではの落ち着いた優雅な空間に心躍ります。

ラウンジからの景色 image by:小林繭

そして、窓の外にはあの大パノラマ!ゲストはまずこのラウンジのソファで「赤倉観光ホテル」が誇る超絶景の全貌と出会うわけです。

こういった到着してからの動線効果も実によく計算され、使い込まれた調度品や建材に心地よい重厚感が感じられるところにも歴史あるホテルのウィットを感じます。

滞在のスタートは、ラウンジで楽しむドリンクと絶景から image by:小林繭

ラウンジでは14時から17時まで生ビールやスパークリングワイン、コーヒー、紅茶などがフリーでいただけ、これがとても評判。

チェックインしたらまずはラウンジでしばし絶景をお楽しみくださいね、ということですが、連泊のゲストもこの時間帯にはラウンジに姿を現し、ちょっとしたサロン的な雰囲気が漂います。

あまりにも絶景が素晴らしすぎてなかなか腰が上がらず、スパークリングからワインへとグラスを変えながら、至福の風景に酔いしれます。

ラウンジの窓の向こう広がるパノラマビュー image by:小林繭

本当にこの絶景を眺めることができただけでもう「来れてよかった!予約が取れてよかった!」と十分に満足してしまうのですが(実際にあちらこちらからそんな会話が聞こえてきます)、「赤倉観光ホテル」の実力はラウンジだけにとどまりません。ここはまだほんの序の口でした。

 

天空の開放感を五感で浴びる「アクアテラス」

1階のゲレンデ側にはカフェスペースもあり、こちらは宿泊者でなくとも利用可能 image by:小林繭

さて、日ごろからいい宿の条件として、パブリックスペースの居心地のよさを重要視していますが、「赤倉観光ホテル」はパブリックスペースのデザインが素晴らしいホテルだと思います。

ロビーから階下へ降りればそのまま外(ゲレンデ)へ出られる構造で、思い思いに散策を楽しみ、山の空気と風を感じながら絶景を独り占めする人々の姿もあり、すぐ横にはテラス席があるカフェも。

落ち着いた空間のライブラリースペース image by:小林繭

客室へと続くエレベーターホールには、落ち着いたライブラリースペースが用意され、好きな場所で好きなようにくつろげる場所が数限りなく点在するのです。

ひたすらに美しい「アクアテラス」から眺める絶景 image by:小林繭

そんなくつろぎ空間の中で何よりもゲストを魅惑するのは、ロビーやラウンジがある本館から続く「SPA&SUITE」棟最上階の「アクアテラス」でしょう。

妙高の湧水をひいた水盤が一面に広がり、水盤越しに美しい稜線を描く山々の稜線とどこまでも高く遠くへ広がる空が続きます。

水盤に映し出される夕焼け空 image by:小林繭

ここはまさに天空の空間で、水盤に映し出される景色や刻々と移り変わる空と水と山々が奏でる色彩をひたすら楽しむためだけにあるような場所。

絶景から目が離せず進まない読書… image by:小林繭

ゆったりとしたソファに足を投げ出し、天空に身をゆだねる時間が用意されているとは!あまりにも景色が素晴らしすぎて、手に持った本のページがまったくといっていいほど進まない、という体験を初めてしました。

ここでは、活字に視線を落としている時間も勿体なさすぎて、ひとときも絶景から視線を離したくない気持ちにさせられるのです。

 

天空の極上温泉でリラックスを極める

しっとりと肌に馴染む湯が楽しめる温泉 image by:小林繭

赤倉温泉は開湯が江戸時代・文化13年といわれる歴史のある温泉地。最初にも述べましたが、「赤倉観光ホテル」ではとことん温泉でリラックスを極めるのも滞在の大きな目的です。

泉質は、三大美人泉質3つのうちの2つ「硫酸塩泉」「炭酸水素塩泉」の成分をあわせ持つ美肌の湯で、妙高山の中腹より噴出するその良質な源泉を惜しみなく掛け流す湯使いには温泉ファンからも熱い支持が。

山々と空を眺める絶景露天風呂 image by:小林繭

ほのかに硫黄の香りが漂う柔らかなお湯に癒されます。もちろん、露天風呂から眺めるのは自慢の大パノラマビューであることは言うまでもありません。

浴室はシンプルでモダンなデザイン image by:小林繭

サウナもガラス越しに絶景を眺める造りとなっているので、整いたい人にとっても最高のロケーションです。

露天は長湯にもちょうどいい塩梅で、浸かっていると柔らかな湯に身がほぐれるとともに、絶景に洗われるのかストンと心の中までもが無になる心地です。湯上がりに肌がしっとりと整うのも嬉しいポイント。

客室からの眺めもこのとおり絶景! image by:小林繭

客室は温泉露天風呂付きとなし、野尻湖側と妙高山側の眺望、といくつかのタイプに分かれますが、当然、プライベートで温泉を楽しめる露天風呂付き客室は人気で、特に露天の先に水盤を眺める「PREMIUM」棟の温泉露天付き客室はなかなか予約も取れないほど。

コンパクトながら申し分のない居心地 image by:小林繭

運よく露天風呂付き客室に宿泊が叶ったなら、一晩中気ままに温泉を楽しみ尽くしたいところですが、露天風呂なしタイプのお部屋でも十分にリラックスとリセットできますし、このホテルの素晴らしさも体験できると思います。

客室はもちろん、「アクアテラス」での空に陶酔する時間や、湯船に浸かりながらの微睡の時間、レストランやバーで過ごす憩いのひとときも、どこにいても常に視界にその絶景が映し出されるのが「赤倉観光ホテル」での滞在。

山の早朝は美しいので、ぜひとも早起きしたい image by:小林繭

昼間の素晴らしさはもちろん、夕刻から夜闇へのドラマティックな変化や、青白く浮かぶ月光が映し出す世界、そして壮大な朝焼けなど、山々が描き出す絶景に飽きることはありません。条件がそろえば雲海が見られる場所もあり、一面を埋め尽くす迫力あふれる雲海の絶景も期待できます。

「アクアバー」では本格的なカクテルが楽しめます image by:小林繭

世の中には“絶景”とか“絶景スポット”と呼ばれる場所が数多ありますが、「赤倉観光ホテル」から眺める絶景は説得力が素晴らしすぎます。自然のエネルギーに包まれて眺める絶景であるからでしょうか?

絶景を眺めるバーの特等席にて夕方の一杯 image by:小林繭

絶景がここまでストンと心身に届き、強烈なリフレッシュ効果となって作用することに宿泊してみて初めて気づかされました。

そして、この天空の景色に触れる恍惚の気持ちよさ。一度知ったら絶対にリピートしたくなる類の気持ちよさであるということにも開眼。“絶景こそが最大のもてなし”であることをよく理解していたい大倉喜七郎の先見の明に、さすが!と深く頷くしかありません。

食事は4つのレストランからセレクト。写真のフレンチのほか、洋食、和食、鮨も! image by:小林繭

格式を感じさせるクラシックにほどよくモダンテイストが調和し、それでいてどこまでいっても主役は天空の絶景というリゾートホテル。

水盤&絶景を楽しむ「アクアバー」のソファ席 image by:小林繭

まだ未体験という方は一度体験してみて。ご褒美ステイにこれ以上の宿はないかも?そんなふうにも思えてしまうリゾートホテルです。正直、一泊だけでは物足りなく連泊してこその宿だと思うので、ぜひとも次回は連泊ステイを叶えたいと思っています。

 
  • 赤倉観光ホテル
  • 新潟県妙高市田切216
  • 0255-87-2501(ホテル代表)
  • 妙高高原駅からご予約制の無料送迎シャトルバスで約10分
  • ホームページ
  • image by:小林繭
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。インテリア、旅モノ、湘南情報を中心にお仕事しています。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。趣味は温泉。

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