140年前の日本の人口ランキング、1位が「石川県」だったという意外な歴史の真相
北陸新幹線が福井まで延伸し、盛り上がっている北陸です。北陸と言えば、観光の分野で好調の金沢市もあり、それなりに注目度も高いエリアですが、実はこの北陸、150年くらい前はほぼ全部「石川県」だったってご存じでしょうか。
しかも、その「(大きな)石川県」は一時期、東京でも大阪でもなく、日本で最も人口が多いエリアだったという古い統計情報も存在します。
そこで今回は、新幹線延伸で脚光を浴びる北陸が昔、ほぼ全部石川県だったという話を紹介します。
150年ほど前は北陸のほぼ全部が石川県
仕事で・観光で、北陸へ訪れた経験はありますか?東京方面から見ると、北陸新幹線で長野・新潟を過ぎた先に、富山・石川・福井の各県が続きます。
この3県が一般的に「北陸」と言われる地域ですが意外にも、北陸3県は面積的にそれほど広くありません。全部足しても、長野や新潟の単県と広さが変わらないくらいです。
現に、今の北陸3県のほぼ全てが1つの「石川県」だった時代もあります。現在の石川と区別として「大石川県」と呼ばれる時代です。
なにかと、富山県民は石川県民に対抗心を燃やしている印象を、富山に暮らす筆者は受けていますが、150年ほど前は実は、同じ県だったのですね。
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