まち、丸ごとホテル化。日常を魅力に変える大阪「SEKAI HOTEL」

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2019/02/07

全国で訪日旅行客を意識したサービス開発が行われていますが、立地や後継者問題などもあり、日本らしさの筆頭とも呼べる純喫茶や昔ながらの銭湯、駄菓子屋などは次々とその姿を消し続けています。

そんななか、「その地域に住む人にとっては何気ない日常=ORDINARY」をテーマに空き家問題の解決・地域活性化を目指す「SEKAI HOTEL株式会社」が、東大阪市に新拠点「SEKAI HOTEL Fuse」をオープンしました。

SEKAI HOTELでは、まちごとホテル化することで空き家問題の解決・地域活性化を目指しており、その飾らない日本の日常的な文化体験を目的に、国内外の観光客から注目を集めています。一体どのような取り組みなのか、早速ご紹介します。

見過ごされがちな日本の日常にこそ文化価値がある

人気上昇に伴い、何度も日本を訪れる観光客も増えるなかで、旅行や観光の目的は急速に多様化しています。昨今ではパックツアーで有名な観光地を回るよりも、ローカルな体験を通じてリアルな日本文化に触れたいという需要が増加しています。

そこで、地域の空き家をリノベーションすることで客室を誕生させたSEKAI HOTELは、大浴場や飲食店、アクティビティなどの機能を、エリアの事業者と連携・提携することで「まち全体をホテル」という考え方を提案しました。

「まちごとホテル」として運営し、SEKAI PASSという独自サービスにより点在する喫茶店や銭湯、体験プランを受けられる仕組みを作り上げています。

普通にこそ本当の日本の魅力がある」と、積極的にInstagramやWeiboなどのSNSでも情報を発信。世界中の人が情報収集に使用するSNSを通じ、海外からの反応や問い合わせも多数寄せられているとのことです。

見過ごされがちな日本の日常に、文化価値があることが改めて伺える結果となっていますね。

現在、大阪市此花区西九条と東大阪市布施の2拠点に展開しているSEKAI HOTEL。2019年3月までに新たに3つの客室をオープン予定としており、観光と宿泊、地域の産業を通して、まちが自走する仕組みづくりを目指しています。


日本全国には、まだまだ眠れる魅力的な地域がいっぱい。今後のSEKAI HOTELの取り組みからも、目が離せませんね。

source:@Press

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。 

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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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