京都の夏の風物詩「大文字」があと“2つ”あるって知ってますか?

Array
2019/08/07
五山の送り火 写真出典:写真AC

「大文字」というと、京都市内で行われる「五山の送り火」を想像される方が多いと思います。実は、8月9日は京丹後市久美浜町、8月16日は福知山市の「大文字」に火が点されます。ご存知でした??

花火、灯籠流し、大文字焼き・・・、国内でも珍しい3つの「火の競演」

8月9日、如意寺の千日会(せんにちえ)@京丹後市久美浜町

京都の清水寺などと同じく本尊「十一面観世音菩薩」を祀る如意寺では、毎年8月9日に観音さまのお祭りとして「千日会」が行われ、この日にお参りすると1000日間参詣したのと同じご利益があると言われています。

久美浜町のシンボル・かぶと山は標高191.7m

19時30分から3つの「火の競演」が繰り広げられます。如意寺の山門前に広がる久美浜湾の沖合には3000基の灯籠流し、その向こうかぶと山の中腹には大文字、上空には1700発の花火(打ち上げ時間は約1時間)・・・と、幽玄の世界へといざなってくれる京丹後屈指の夏祭りです。

なお、祈念灯籠の受付は久美浜公園案内所にて1基500円で17時から。

  • 千日会
  • 0772-82-1781(久美浜町観光総合案内所)

 

夏の夜空を焦がす精霊の送り火に祈りを込めて

8月16日、丹波大文字@福知山市

お盆の終わりを告げる「丹波大文字送り火」は毎年8月16日の夜、福知山市にある標高406メートルの姫髪山(ひめがみやま)山頂近くで行われます。

京都市内で行われる「五山の送り火」にならい、昭和26年に姫髪山近くの住民が精霊の送り火としてはじめたそう。今年で68回目となる福知山市を代表する夏の風物詩です。

写真の真ん中、急斜面に大という文字の形に火床が並ぶ

夕方17時から福知山市厚生会館で行われる「丹波大文字法要」にて供養された各家庭の卒塔婆が入った火床を20時に点火、暗闇の中に「大」の字がくっきりと浮かび上がってきます。

おすすめの鑑賞スポットは「丹波大文字」が正面に見える音無瀬橋など。姫髪山に近い地区では、手を伸ばせば届きそうなほど大きく見えるんですよ~。

  • 丹波大文字送り火
  • 0773-22-2228(福知山観光協会)
  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます

京都をすみずみまで、歩いて食べて見て体験!
「KYOTO SIDE」は、観光、グルメ、イベント情報など、まだまだ知られざる京都府の魅力や情報を発信し共有していく地域情報発信WEBサイトです。

WebSite

エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
京都の夏の風物詩「大文字」があと“2つ”あるって知ってますか?
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます