ぷりっぷりの冬の味覚。みんなが選ぶ絶品「フグ料理」ランキング
西日本を中心に親しまれている高級魚、フグ。刺身、鍋、唐揚げなど、特に冬場の味覚として多くの人に愛されています。
今回、ランキングサイト「ランキングー!」が10~60代の男女11,816人を対象にアンケート調査を実施し、「冬の味覚・ふぐ料理ランキング」を発表しました。早速、気になる結果をご紹介していきます。
第5位 白子焼き
まず、5位にランクインしたのは「白子焼き」です。白子とは魚の精巣のことで、フグの内臓には猛毒がありますが、白子の部分に毒のない種類が多く、他の魚と同じように食べることができます。
フグの白子はとても芳醇。ふっくらとした舌触りと旨味を持つだけではなく、栄養価も高い人気の食材です。ただし、とてもカロリーが高く、さらに高価なため食べすぎには注意が必要ですね。
第4位 雑炊
鍋のシメにご飯を入れて「雑炊」にするのも人気です。フグの出汁がスープに旨味を与え、これが雑炊の美味しさを一層引き立てます。通常は鍋のシメに食される雑炊ですが、最近では雑炊自体の専門料理店もあり、やはりそこでもフグの雑炊は人気です。
また、雑炊は柔らかく、消化しやすいため胃腸が悪いときの料理としても最適。そんなときに雑炊を食べてみると、体調がすぐによくなりそうですよね。
第3位 唐揚げ
唐揚げは、鶏肉からさまざまな魚まで食材として使われますが、「フグの唐揚げ」はそのなかでも絶品です。
フグの唐揚げはとても食べやすく、塩コショウにゆずなどをかけて食べると、サクサクとした食感を楽しめます。身は淡白ですが、高級感のある旨味がたまりません。
第2位 フグ刺し(てっさ)
第2位には「フグ刺し(てっさ)」がランクインしました。これはもう定番の食べ方ですね。大きな皿が透けてみるほど薄く切ったふぐを大量に盛り付けます。ポン酢で食べますが、1枚1枚、高級感を味わいながら食べるのも良し、豪快に数枚一気に食べるのも良しです。
ちなみに「てっさ」とは「鉄の刺身」という意味で、ふぐは猛毒を持つため、当たると死ぬということから「鉄砲」に例えられます。その「鉄砲」を略して、「鉄」というわけなのですね。
第1位 ちり鍋(てっちり)
そして、第1位に輝いたのは、「ちり鍋(てっちり)」です。やはり、ふぐといえば鍋が人気です。特に冬の寒い日に、日本酒とともに味わうふぐ鍋は絶品。
シメには第4位で紹介した雑炊にして食べる、これが王道の食べ方です。出汁と野菜などから出た旨味のある汁で煮たふぐは、淡白ながら一度食べたら忘れられないおいしさ。ちなみにこの「てっちり」という呼び方も「てっさ」と同じで、「鉄のちり鍋」を略したものなのだとか。
今回は、人気のフグ料理をランキング形式でご紹介してきました。高級魚として、そして縁起物として親しまれているフグは、一度食べたらやみ付きになるほどの美味しさ。猛毒を持つ魚ではありますが、安心安全な調理方法で楽しみたいですね。