お殿様気分で宿泊体験。古き良き江戸の面影を残す、長野「Satoyama villa 本陣」

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2020/12/15

「茅葺き民家」や「古民家カフェ」、果ては天守閣への宿泊など、古き良き日本の美しい光景の中へ飛び込む宿泊体験施設が次々と増えています。

今回登場したのは、なんと江戸時代の「参勤交代」でお殿様のお宿として利用されていた屋敷。一体、どんな施設となっているのでしょうか。

長野県松本市を中心に宿泊・飲食施設を展開する「扉グループ」が、1828(文政11)年に建てられたという歴史的建造物を生かし、松本市四賀地区へ「Satoyama villa 本陣(サトヤマ ヴィラ ホンジン)」をオープンしました。

お殿様になりきった気分で滞在できる、この見事なお宿を早速ご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

お殿様が家来と会議をするなか、天井近くを行き来する忍び…物語の見える宿

玄関は左から殿様用、家臣用、住人用に分かれているimage by:PR TIMES

室町時代より旧江戸街道の「保福寺宿」にあり、江戸時代には参勤交代で休憩所にもなっていたという、名家「小澤家」の風格ある建造物をリノベーションした「Satoyama villa 本陣」。離れにも、昭和初期に建造された和洋折衷の空間が残っています。

文化財登録も目指しているというこの建物がある四賀地区は、中世の伊勢神宮直轄を経て、江戸時代には幕府直轄領に。

この背景から独自性のある文化が発達し、松本藩城主が江戸へ赴く際の交通の要でもありました。周辺には寺社仏閣も多く残る、歴史的にも重要な地域です。

「Satoyama villa 本陣」は、問屋として成功した小澤家の母屋離れを、当時の空気をそのままに改修。客室を4つ、さらにダイニングとラウンジを持ち、重厚ながら贅沢な雰囲気がたっぷりと漂う民泊として生まれ変わりました。

総敷地面積は2,340平方メートルで、母屋を飾る梁は1本の欅(けやき)からすべて作られているという豪華な建築様式をはじめ、中央に位置する13mもの高さを持つ吹き抜けは圧巻。


image by:PR TIMES

実際に使用されていた囲炉裏を残したダイニングスペース、湯治から現存するステンドグラスが輝く離れのラウンジなど、まるで高級ホテルのようなこだわりと贅を尽くした空間となっています。

3客室は母屋に作られ、訪れたお殿様が休息を取った実際の奥座敷や、家来との会議を執り行った部屋など、背景のストーリーにロマンが広がるばかり。残りの1室となる離れのお部屋は、らせん階段を上がった2階に作られているというのも素敵です。

image by:PR TIMES

客室A「殿様ガーデンビュースイート」は、大きく空間を取り、その名に相応しいゆとりある空間。定員は6名で、天井の高さも開放感があり存分にくつろぐことができます。

image by:PR TIMES

お殿様が使用したという大玄関やバスルームからは緑豊かな日本庭園も垣間見え、癒しとともにまるでお殿様になった気分も味わうことが可能という、贅沢な一部屋です。

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